治療を経て出産。失恋の学びから出版。"時間は有限"まずやってみるーー31企画インタビュー
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治療を経て出産。失恋の学びから出版。"時間は有限"まずやってみるーー31企画インタビュー

もりやみほ

誰にインタビューしたの?

高校の同級生・下村さきちゃん。「ちも」の愛称で呼ばれ、恋愛・勉強・仕事、どれも一気にこなす才色兼備の女性。

大学時代から芸能活動を行い、新卒で銀行員をはさんだ後ライターになり、さらには「恋愛デトックスカウンセラー」として書籍を出版。その間結婚、出産を経験し、今は二児の母だ。

育児中も、「資格を取った」「大学に入学した」「商品レビューの仕事を始めた」の情報がインスタから流れ、また2人目の出産前にも2冊目を出版していて、あれ、育児してるんじゃなかったっけ? と疑ってしまうほど。

「ちもだけ1日40時間くらいあるんじゃないか」と思うほど多方面で活動する一方で、波乱万丈な恋愛をしたり、飲みつぶれて渋谷の街中でうずくまったり、欠点もしっかり見せてくれる。会えば話が尽きないほど変化の多い女性だ。

彼女はどうしてあらゆることを一気にこなせるんだろう。社会人になっても変わらず飲み続けていた仲だけれど、実は知らない部分も多いなと思い、仕事のこと、結婚のこと、出産のことを聞いてみました。

仕事もプライベートも変化が始まった25歳

【ちも略歴①
22歳 銀行員の総合職として入行
24歳 退職、芸能活動本格化
25歳 芸能活動を辞め、結婚
※いろいろ活動していて複雑なので、略歴を記載していきます。

2014年3月(当時26歳)の結婚式。披露宴でもらった彼女のプロフィール欄には「職業 ライター」の文字が印刷されてあった。記憶では芸能活動をしているはずの彼女。それまで舞台やライブなど、彼女の出る場へ私も足を運んでいたので、「あれ? ライター?」と不思議に思った記憶がある。

インタビューにあたって改めてライターへの経緯を聞くと、「放送作家さんの紹介で勧められた」と返事が来た。

ちも:「芸能活動をやっていた当時、MCとかの台本をずっと自分で書いてたの。それを知り合いの放送作家さんに言っていたら、『知り合いに芸能活動してる子で書くことが好きな子探してる人いるから、ちょっと会ってみない?』と言われて。それがライターを始めたきっかけだったかな」

紹介してもらった方は作家兼プロデュース業を行っている方。そこで書き方を学んだり、実践の場をもらったりしながらキャリアを積んでいったという。

一方、芸能活動をやめた理由は「お金にならないから」。芸能の仕事は大好きだけれど趣味でやりたいわけじゃない。当時所属していた事務所へ改善方法を提案しても乗ってもらえず、稼げないもどがしさがあったという。

それに対しライターの仕事はちゃんと対価が返ってきた。「自分が好きな仕事でお金がもらえるって、こんなにいいことなんだ!」と気づいた瞬間だったそうだ。

結婚して、「好き」を活かして仕事して、なんて素敵な人生! と聞いていたけれど、私の記憶が間違ってなければ、彼女はそのあと会社員をしている。

「あれ、たしか会社員もやってたよね?」と聞くと変わらない表情で「結婚が決まった時点で彼、ローンあったからね」と話した。

ちも:「当時彼は車を購入して、貯金なしどころかローン返済期間。私はライターなりたてで貯金を切り崩して生活中。『これは手っ取り早く会社員になったほうがいい』と思って、ライターの仕事は平行しつつ、派遣で会社勤めも始めたの。派遣の仕事なら業務時間内にパッと終わるから、ライターも続けやすいなって思って」

「きちんとした対価さえもらえれば、仕事自体はなんでも楽しめる」と話す彼女。単純な事務作業は特に好きで、もらった仕事が早く終わりすぎて業務内でも空いている時間が多かったらしい。

最初は問題なくやっていたのだけれど、だんだん「正社員にもなってみたい」と思うようになったそうだ。

ちも:「当時、20代半ばくらいで派遣社員の人ってあんまりいなくて。周りの友達は正社員でバリバリ仕事しているし、今後子どもが出来たら思い切り働けなくなるしなぁなんて考えていて。そんな時に当時働いていた会社で社員のお誘いがあったから、そこで社員になったんだ」

しかし、そこから仕事と生活のバランスが一気に崩れてしまったという。


【ちも略歴②
22歳 銀行員の総合職として入行
24歳 銀行員退職、芸能活動本格化
25歳 芸能活動を辞め、結婚。派遣社員とライターのパラレルキャリア
26歳 派遣社員→正社員へ


26歳正社員。「私は何のために働いてるんだろう」

正社員になって約1か月が経った頃、ちものお腹に赤ちゃんがいたことが分かった。本人にとって思いがけない妊娠。さっそく上司に相談したら、まさかの上司は不満顔。

ちも:「口では身体大事にしろと言うけど、入社すぐだから自分のペースで仕事もできず、妊婦検診も行けず、ある日突然出血したんだよね。それで、そのままダメになっちゃった。

すごく落ち込んで、考えるのも嫌になっちゃって。家にいても考えちゃうからずっと働いたよ。ちょうど忙しい会社に入社したこともあって、『今やってるプロジェクトが終わるまでは仕事に没頭しよう』と思ってやってた」

当時の残業は100時間以上、土日も出勤の日々が続いたという。

彼女とはよく連絡を取り合う仲だったけれど、たまにプツリと途絶える時があった。そしてしばらくすると、「これまで大変だった!」と話してくれることが多い。この時期も確か連絡が途切れていた頃だ。けれどその後会っても「仕事が忙しい」と言うだけで、子どもの話は聞いたことが無かった。

プロジェクトが終わっても忙しさは抜けなかったそう。また職場での人間関係に巻き込まれ、さらに上司とは合わず、「一体私はなんのために働いてるんだろう」と考え初めてしまったという。

こんな働き方がしたかったんじゃない。子どもも欲しいし、家族を大事にしながら仕事したい」という気持ちが強くなり、正社員を辞め、派遣とライターの仕事に戻したそうだ。


28歳。抗がん剤治療と出版、夫婦の危機

ちも:「派遣に戻ってすぐに妊娠が発覚したんだけど、病院に行ったらまた育ってないって言われて。あぁまたか……と落ちてたら、実は出来てたのが赤ちゃんじゃなくて、病気だったの。それからすぐに抗がん剤治療。かなりショックだったな」

この頃は高校時代の友人たちと会う予定を立てていた時。「病院に通ってて、しばらく会えないかも」と連絡がきた時期だ。

「大丈夫?」「何があったの?」とみんなからメッセージが飛んでも、「大丈夫!」と返事がきて、それからは特に話を聞いたことがなかった。

抗がん剤治療が辛く、「その辺りの記憶はほとんどない」と言う彼女。身体がだるく何もできないから、ひたすら家にいるしかなかったそうだ。

「あの時、そんなに大変だったんだね……」と胸の詰まるような思いで話すと、穏やかな笑顔にクールな声で「まぁ不安だったけど、やるしかなかったよ」と返ってきた。

ちも:「病気が治るかも、治ったらちゃんと妊娠できるかも、当時はずっと不安だった。けれど信じるしかないし、治療するしかない。今考えてもしょうがないからとにかく今明るく生きるしかないなって思ったの。起きてしまったからにはそれを受け入れて生きるしかない。実際はすごくしんどかったけど。本当に」

考えてしまうと不安ばかりになる。抗がん剤治療が終わった後は、不安になる時間を作らないようたくさん遊んだという。

ちも:「いつ子どもができてもいいように、夫と『今は2人で楽しいことしよう』って言ってたくさん旅行したな。友達ともいっぱい遊んだよ~。」

この頃になると私も一緒に遊んでいて、友達の別荘へ泊まりに行ったこともある。海に行った時に痩せた彼女を見て驚いたけれど、変わらず可愛いし、いつも通り元気だし、何よりすごく楽しそうだった。

治療に1年かけ、医者からも妊娠して大丈夫と言われたのが29歳間近の頃。しかし今度は別の問題が起こってしまったという。

ちも:「妊娠しても大丈夫な体にはなったんだけど、今度は夫とそういう話にならなくなっちゃって。今思えば、私が苦しんでいるのを近くで見てた夫にとって、さあすぐに妊娠! なんて確かに難しかったんだろうね」

彼女としては、「本当に治ったのか」子どもができてみないとわからない。けれど彼からしてみると、「本当に大丈夫なんだろうか、また彼女が苦しまないか」という不安もあって、2人が抱える不安な気持ちがちぐはぐしてしまったのだろう。

ちゃんと向き合ってもらえないなら、今後一緒にいるかどうかも考え直したい」と、彼に突きつけたそうだ。


もし私だったら、「次ももしかしたら……」と怖くなって踏み出せないような気がする。「愛する人が1人隣にいてくれるなら、子どもはもういいや……」と思ってしまうかもしれない。そんなことを考えて「そんなに子ども欲しかったんだ?」と聞いてみた。

ちも:そもそも子どもって普通にできるものだと思ってたから、そうじゃないの⁉ 違うんだ⁉ ってパニックになってたんだと思う。そんなの知らない、聞いてないよ! みたいな。 普通だと思ってたことが出来ない焦りがつのって、子どもが欲しくて仕方なくなっちゃった」

「子どもは普通にできるもの」。実際は決して"普通"ではないのに、確かに私たちはそう考えてしまいがちだ。今は"産める"と思っているから「どちらでもいい」なんて言えるけれど、実際自分が"産めない"と知ったら、パニックになってしまうような気がする。

「今すぐに」と別れを迫る彼女に対して、彼からは期限の提案があったそう。

ちも:「『とりあえず、半年様子みよう。そこで決断しよう』と言われて、いったん彼の提案を受け入れることにした。

そうしたら、今の娘ができたの」

よかった、本当によかった……! ドラマみたいな展開に感極まり、今にも涙がこぼれそうになる。

インスタにあがってくるちも家族の写真を思い出し、幸せになれて、本当によかった……と心がじぃんと温かくなった。目の前にいる彼女を今すぐ抱きしめたい!

しかし、そんな私の感動をよそに、彼女の話は淡々と続いた。

「抗がん剤治療が終わる少し前に出版もしてさ、本当あの頃はバタバタしてたなぁ」

……出版?


【ちも略歴③
22歳 銀行員の総合職として入行
24歳 銀行退職、芸能活動本格化
25歳 芸能活動を辞め、結婚。派遣社員とライターのパラレルキャリア
26歳 派遣社員→正社員へ
27歳 正社員→派遣社員と「恋愛デトックスカウンセラー」へ
28歳 治療、そして出版
29歳 妊娠!

出版が決まったころに彼女は、不毛な恋愛に悩む人のアドバイザー「恋愛デトックスカウンセラー」として仕事も受けていた。恋愛系のライターを始めた頃から相談をされることが多かったため、肩書きをつけたのだそう。

彼女自身も大失恋を経験したことから、これまでの経験が誰かに役立てられないかと考えたと言う。書籍の内容も、恋愛に悩む人へのアドバイスだ。

ちも:「抗がん剤治療が終わりに近づいたくらいに、止まっていた出版の話を動かそうと思って先方に連絡してみたの。確か11月頃だったと思う。そうしたら『できるならバレンタイン前に出したい』と言われて。普通の生活に戻ったときに本が出せてたらいいなとも思ってたから、抗がん剤治療しながら書いてた時期もあったよ。でも、それも糧になったな」

……彼女のバイタリティは理解の域を超えてる。


"プライドも、恥も、性欲も、すべて分娩台においてきた"29歳

これまでかなり大変な思いをしたから、出産なんて余裕ー! と思っていたけれど、いざ出産となったら「死ぬ」の一言だった、と語るちも。「あんな壮絶な思いをしたのは初めて」だそう。

ちも:「今まで何度も『死ぬ』って思ってきたけど、あれは嘘だった。今まさに私は本当に死ぬ。……ていう感じで、言葉で表すのは本当に難しいんだけど、『世の中の女の人しれっと子ども生んでるけど、こんなにつらいの!?』って思った」

そんな話に恐れおののく私。それでも彼女は今、2人目を子育て中だ。

今ある言葉では表現できないほど痛いというのに、どうして2人目を産もうと思ったのか。聞いてみると「人間ってやっぱバカなんだと思う」と話し始めた。

ちも:「ほら、お酒飲みすぎて『もう嫌! 飲まない!』とか思っても次の日飲んでることあるじゃん。人間って学ばないんだよ。でも、『忘れること』も人間の特権らしいよ。嫌なことがあっても忘れるようにできてるんだって。人間ってさ、そうじゃないないとやってられないよね」

出産の痛みも、子どもが生まれた瞬間に忘れてしまったのだそう。

ちも:「生む直前までは『なんで子ども欲しいと思ったんだ……!』って思ってたけど、生まれたらそんな気持ち無くなっちゃって。むしろ『私やりきったわー!』みたいになったよ」

そんな彼女は2019年4月に、今度は帝王切開で2人目を出産。「どっちがよかった?」と聞くと、「ぜったい自然分娩」と言っていた。「死ぬ」を超える帝王切開とは……。


仕事は過程と結果、"早さ"も含めて100%以上を目指す

【ちも略歴③
22歳 銀行員の総合職として入行
24歳 銀行退職、芸能活動本格化
25歳 芸能活動を辞め、結婚。派遣社員とライターのパラレルキャリア
26歳 派遣社員→正社員へ
27歳 正社員→派遣社員と「恋愛デトックスカウンセラー」へ
28歳 治療、そして出版
29歳 妊娠、出産! のち、資格の勉強

子どもが生まれてからは恋愛やライターの仕事をお休みして、資格の勉強を始めた彼女。

チャイルドカウンセラーや食育関係など次から次へと資格習得を報告するインスタを見て、あれ、子育てって大変じゃないの…? そんな時間あるの…? と不思議だった。30歳の頃には2冊目の本を出版、また認定心理士の資格を取るため通信大学にも入っている。彼女はたぶん、分身しているような気がする。

どうしてそんなに時間があるの? と聞くと、「効率よくものごとを進めるのが好き」という。

例えば仕事でも、事務作業をテキパキ進めて、「この量を少ない時間でできた私、すごい!」と褒めるのが好きなのだとか。

ちも:「仕事って過程と結果に、さらに時間も大事だと思うの。丁寧に、完成度高く100点を目指す仕事も大事だけど、そのために時間無視したら最悪0点になっちゃうと思うんだ」

確かに仕事の現場を考えてみると、「いつまでにお願い」と依頼をして、期日になって「できませんでした」と言われるよりは、最後まで完成させて「一部荒い部分があるのでダメそうだったらやり直します」と言ってもらえた方がありがたい。「仕事が早い」も大事な能力に入る。

さらに彼女は、「あなたに頼んでよかった」と思ってもらえることも心掛けていると続ける。

ちも:「誰でもできるだろうけど、『こんなに早く』とか、『言った以上にきれいにやってくれて』とか、喜んでもらえるようにしてる。自分が100%やっても相手には100%伝わらないから、プラスアルファで頑張らないと100%にはならないなって思ってるよ」

高校時代も、「"分"単位で予定が入ってる」とか、予定が終わった後もダラダラ残らず「この後バイトだから」とか、サッと切り替えてしまうのは「時間の意識」が強いからなのかもしれない。

きっと資格も、「この間にテキスト何ページ終わらせよう」とか、「娘が寝てる間にこれやっとこ」と考えて集中しているのだろう。

また次々資格を取っている理由は、その会社から仕事としてPRを依頼されるようになったからだそう。資格取得の情報をインスタに載せていたら問合せがきたという。

ちも:「やればやっただけ自分に返ってくるから、もともと勉強は大好き。娘と一緒に寝ちゃってヤバイ! っていう日もあるけど、お金もらって勉強できてるのは嬉しい!」

スポーツは苦手だったけど、「勉強は裏切らなかった」と力説する彼女。毎日コツコツ、マメに続けられる能力があるからこそ、勉強が彼女の味方をしているのだろう。


まずは自分が始める。ダメなら軌道修正して、次に生かす

今後やってみたいことを聞くと「女性の生き方や心と体の健康を保つ生き方についてアプローチしていきたい」という。それはインスタで始めた、商品PRがきっかけだと話す。

ちも:「インスタで依頼を受けて、提供されたものの商品レビューを続けていると、お金で買わなくてもモノが手に入る時代なんだなって思ってきて。稼ぎ方も生き方も、きっと色々な形が出てくると思うからから、ストレスフリーな方法を提案していけたらいいな」

肩書きの「恋愛デトックスカウンセラー」は、自身の大失恋が経験。今回「ストレスフリーな生き方を提案したい」と思ったのも、やっぱりこれまでの働き方や、子育てから起こった気持ちらしい。

ちも:「"時間は有限"の意識はいつもあって。子育ても夫婦2人で出来るけど、妊娠から出産まで物理的に負担になるのは女の人。これまでと100%同じ生活は物理的に不可能だなって思った。それならどこでその負担を賄えるかとか、どうやったら別で解消できるかとか考えて、まず私が実践してみて、よかったことをみんなに伝えていきたい」

「ただしもう、無理するのはやめたよ~」と続けて彼女は話す。

一生懸命やるのは大事だけど、一生懸命ゆえに身体を壊してしまうのはもったいない!」という。様々な方面でアクティブに活動してきた彼女の言葉だからこそ、なんだか深く心の中まで入ってくる。

ただ同時に、様々なことを手際よく進めていける理由も気になった。それについては彼女曰く、「すごくせっかちだから」だという。

ちも:「やりたいことがあると、『とりあえず初める』ことが多い。思ったことは早く進めたくなるから、『悩んでる時間があるならとりあえずやってみればいっか』って。その中でうまくいかないことはやりながら軌道修正して、ダメなら辞めて次に生かすようにしてるよ」

辛かったり大変だったりしたことも今の自分へ生かせているのは、その時その時に後悔のない行動をしているから。

不安な状況の時も、次のアクションを「とりあえず始める」。そこで失敗しても、反省して次に生かす。だから何度でも新しいことにチャレンジしていける。

せっかちな彼女の見ている景色はきっと、常に移り変わっているのだと思う。だからこそ、辛い時も「いつかは変わる」と信じられるのかもしれない。

あとがき

インタビューをした日、「1時間程度で終わる」と話したにも関わらず、話に夢中になって気づけば3時間が経過。1年分の出来事を聞くだけでも驚くようなイベントばかりで、聞かずには進められず気づいたら時間が経っていました。

ちなみにこの記事は、インタビューから6か月が経過。「時間も大事」と聞いておきながらとんだ大失態です。ここがちもと私の違うところか……! と頭を抱えながらも、ようやく書ききることができました。


ちものインタビューをした少し後に仕事を詰めすぎて体調を崩し、"一生懸命ゆえに身体を壊してしまうのはもったいない!"の彼女の言葉を思い出しました。しんどいな、と思った時に軌道修正したり、辞めたりできればいいのだけれど、「あと少し頑張れるかも」と思ってしまい、結果パタリと倒れてしまった。私以外でも、そういう人はきっと少なくないと思います。

彼女の場合も、やりすぎで倒れている場面は結構多い。スケジュールをぎゅうぎゅうに詰めて活動し、壁にバンバンぶつかりながら「自分がどこまでやれるのか。どこから出来なくなるのか」を理解していったのだと思います。いつも要領よく物事を器用に進める彼女の、不器用で放っておけない一面を見た気もして、彼女の可愛さがさらに増して見えました。

やりたいことをやるには、自分を知ることも大事。

31歳になった彼女は自分のキャパシティをしっかり把握して、やりたいことと健康のバランスを保って楽しんでいるよう。さらに自分の経験を自分の中だけで留めず、「これを生かして何ができるか」を考えているところに彼女の強さも感じます。

自分を知り、与えられた時間を計算し、やりたいこととやるべきことの取捨選択をしていく。そう思うとやっぱり、"悩んでる時間"を自分に与えられた時間に充ててしまうのは、もったいないのかもしれません。


多方面でアクティブな一方、仕事や子どものこと、病気など困難も多かったちも。それでも次へ次へと進んでいけたのは、「悩む時間はもったいない」「やれることをやろう」と、今ある時間を無駄にしないよう動いていたからなのでしょう。


最後までお読みいただきありがとうございました! これ以上はありませんが、「いいな」と思ってくれた方は投げ銭いただけると嬉しいです。インタビュイーのアイス代にします。

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もりやみほ

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もりやみほ
訪日観光客向けWebサイト「MATCHA」編集者。旅とらくだと座禅が好きです。フリーでも執筆・編集のお仕事承ってます。面白そうなご依頼はmh72.cml16@ジーメールください!ポートフォリオ▶︎http://mihomoriya.tumblr.com/