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社会を動かす“言葉使い”

その物事がおもしろくなるか否かは、“名づけ”でかなり差が出るんじゃないか。

ある事象が世に広まるかどうかは、“名づけ”が運命を握っているのではないか。

ものごとに名前がつくとそれはちゃんと認識されるし、どう認識されるかはどう名づけられるかによるんだなぁと、見逃し配信Tverを見ながら思った。

先日の「あざとくて何が悪いの?」は、中島健人の名づけが神がかっている回。あざといメンズの行動ひとつひとつを、独特な言い回しで表現する。

さりげなく「好き」が伝えられる男の子は「好きサラ男子」とか、見当たらなくなったスマホを好きな女の子と一緒に探して、実は近くにあった「灯台下暗しプレイ」とか、耳に残る言い回しであざとい仕草を言い当てるので、単純に再現VTRを見るより笑えるし、印象に残る。

まさに山ちゃんもこれがうまいなと思っている。前回も使っていたのは「●●のサグラダファミリア」。まだ未完成で現在進行形のものを●●に当てはめて使っていた(今回は“セクシーのサグラダファミリア”)。まったく違う事象から似ている意味のものをもってきて繋げる仕事は、なんだか編集にも近いよなぁなんて、見ていていつも感心してしまうのだ。

言葉が作れると流行りが作れる。流行りができると文化にもなる(そして死語にもなりうるけれど)。魅力的な“言葉使い”が、社会を動かしているんだろうな。

気になる言葉、魅力的な言葉を集める共同マガジン「コトバツムギ」。共同運営者は以前ライティングスクールで一緒に学んだスミヨ。さん。月~金までのうち、私は月・木を担当しています。


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