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距離感と心の状態から、コミュニケーション方法を考える

誰かとコミュニケーションを取るとき、表情や接し方も重要だけれど、“何を使うか"の手段も考えた方が良さそうだ。

ふたまわり近く年上の人と付き合っている友達の言うところによると、LINEの「チャットみたいなやりとりは嫌がられる」そうだ。対面で話すときは何も問題はないけれど、一言でポンポンやりとりするLINEは相手の価値観から少しずれるらしい。確かに、これまで手紙やメールが主流だった人からすると、やりとりがせわしなく感じるのかもしれない。

私は、かなり頻繁に電話をしている。学生時代からずっと話し相手の人がいて、当時は毎日、社会人になってからは週3位が平均になった。これには理由があって、メッセージが全くと言っていいほど返ってこないのだ。声か対面のやりとり以外、反応が著しく鈍くなる。一番スムーズに意思疎通できる手段が電話だった。

相手との距離感や間柄、性格によっても、コミュニケーション手段は変わってくるなぁと思う。ハードルの高さは、

電話>対面>LINEやメッセンジャー>手紙 だろうか。

「〇〇に会おう」と約束する対面に対し、突然相手の時間を奪う電話は、かなりリスキーで信頼し合っていないと難しい。見えない先の相手の状態にも気を遣う必要があるから、すべて見えている対面よりもかなりハードルは高めな気がする。とはいえ、対面でも反応がわかってしまう怖さ、各々のペースが整わなくなる不安はあって、近いコミュニケーションは「相手の時間を占領する」意味でもかなり難しいものになるだろう。

そんなことを考えながら、今日は「相手に一番負担をかけないように」と手紙を書いてみた。既読もつかないから読まなくてもわからない。自分の好きなタイミングで、意志をもって読めるから、手紙が一番プレッシャーをかけないだろうと思ったからだ。また、送りっぱなしにできるのも嬉しい。勝手かもしれないけれど、反応がわからない、待たなくてもいいことは、この先ずいぶん楽になれると思う。

この手紙は、ちゃんと距離感つかんでくれるだろうか。コミュニケーションの複雑化におもいを馳せた秋の夜でした。


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