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未来の不安にできること

最初の会社を辞める決断をするとき、死ぬほど怖かった。

両親は新卒で働いた会社で定年まで働き続けているし、周りにいる会社の人も、新卒から入っている人がほとんどだった。まして正社員からアルバイトになる人なんてほとんど見かけない(入社当時はアルバイト採用だったから)。

給料が半分以下になるのも、“正社員“のレッテルが無くなってしまうのも、そして、未知の世界に自分だけ行ってしまうような気がしたのも、死ぬほど怖かった理由の大きな部分を占めている。

そんな度胸試しをして入った会社でも、順風満帆に進んでいるわけではなくて、社内では色々な話題が繰り広げられている。経営陣はどうだとか、あの人はああで、こうで……。やばいよやばいよ、この先どうなる?なんて不安な話をするのだけれど、それに関して、実はあまり実感がない。

それはきっと、死ぬほど不安だったことを思い切ってやってみたら、案外楽しかった経験が大きいのだろうな、と思う。

生きていけるか、と思っていたことも、今のところ2年は生きのびている。正社員のレッテルは取り返せるし、未知の世界にはすでに足を踏み入れている人がゴマンといる。「案ずるより産むがやすし」なんていうけれどまさにそれで、不安でも実際やってみるとなんとかなってしまうものだ。

この先どうなるんだろう、と思うことはあるかもしれない。けれど来ないとわからないので、今できることといえば、どんな状況になっても楽しめる心と、どこでも自分はやっていけるという自信を、持っておくことなのかもしれない。

仕事のポジティブさを自分にも向けたいな、と思うくらい、私の内面は不安ばかりなのですが。

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