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生き抜くための雑記帳

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自己肯定感や生きづらさ、メンタルヘルス、思考のとらえ方などについて、生き抜くための問いや考え方を書いたり、学びになるnoteをまとめたりしたマガジンです。
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#HSP

「HSPの強みって何ですか?」

「HSPの強みって何ですか?」 代表の青木さんとランチしていた時にそんなことを聞かれ、うまく答えられなかった。 人の感情に左右されがちだし、大人数の飲み会は疲れてしまうし、この体質は会社において、どんな強みがあるのだろうか。その時はなんですかねぇなんてごまかしたけれど、改めて考えても見つけられなくて、ちょっと落ち込んだ。 * 別の日。 会社を辞めてしまう同僚が、送別会で私のいいところを伝えてくれた。 「自分が好きなことを、人に押し付けないで、"私は好きなの!"と報告

「誰とでも仲良くしなくてはいけない」の呪縛

誰かのことを「嫌いだ」と思うよりも、「嫌われてしまったかも」と考えてしまう。 言われたことに対して怒るよりも、「相手にそんなことを言わせてしまった自分が良くなかったのかも」と考えてしまう。 いつだって相手が優先で、人を嫌いになれないし怒れない。だって嫌ったり怒ったりしている自分は好きじゃないから。 * 小さい頃、親はよく私を可愛がった。「あなたは誰とでも仲良くできる子ね」とか、「人の気持ちがわかる子ね」とか、できることをたくさんほめてくれた。実際に私はクラスのどこのグ

弱さで人に寄り添えるか

毎日noteを書いていると、明るい話題ばかりでは足りなくなってくる。もともとすぐ不安に思ってしまったり、悩んでしまうことが多い性格なので、ストレートに心のぼやきを出すと弱々しいnoteで埋め尽くされてしまう。 だからブログで自分の考えを公開する、なんてことは、とてもじゃないけど出来なかった。自分の思っていることが筒抜けになってしまうことで、周りからマイナスなイメージを持たれることを怖がる気持ちが多かった。「思っていることを書いたらマイナスイメージになるなじゃないか」なんて、

目的でない「正解」に振り回される時

「仕事が出来る人と出来ない人はこういう行動が違う」という話は、雑談の中で自然に上がってくるトピックの1つだ。どういう仕事の仕方が良いか、逆に「この人ダメだ」と思ってしまう時はどういう時か。私が感じる時があるように、ほかの人も「出来る人出来ない人」のジャッジを下す時がある。 けれど誰かの仕事ぶりの話が出た時、「私はこの人に『仕事が出来ない人』認定されていないだろうか」と心配になってしまうことがしばしば起こる。 * 知らないうちに、誰かが定める"正解"に向かって動いてしまい

釈迦って実はHSP?出家ストーリーから考えた釈迦の気質

仏教の考え方は、私が感じていることを言い当ててくれたかのようなものが多い。特に南直哉和尚が解釈する釈迦の教えが自分にはぴったり当てはまっていて、「生きづらい」と感じる時を肯定してもらえているような気がする。 『仏教は、人生はつらく、苦しく、悲しいもの、せつないものだと断じています。たとえそうでも、すべてを抱えて死ぬまで生きる。その勇気こそが尊いのです。「いろいろあるけど、生きててよかったな」と思える一生を送る。』ーー南直哉著「禅僧が教える 心がラクになる生き方」より

きっと特技を見つけてほしいんじゃなくて

「自分の得意分野がわからない」と、編集者の先輩にこぼしたことがあった。夜な夜な電話をさせてもらった時のことだ。できないことや苦手なことは次から次へと出てくるのに、「自分の特技は?」と自問すると決まってなにも言えなくなる。 悩みに悩んで1度、友達に「自分は他人にとってどんな存在になればいいのでしょうか」と聞いたことがある。その時の答えは簡単、「いるだけでいいよ」だった。「いるだけでいい」なんて今思えば最高の言葉で、どんな自分でも受け入れてくれる友達だったのに、当時はその答えに

心身崩れてカウンセリング受けたら少し生きやすくなった

私は今、仕事の量を減らしている。平日は会社員で、減らしているのは複業分なので、聞く人によっては「あぁ、そう」で終わる内容かもしれない。けれど「複業分の量を減らす」までに自己肯定感が地球の中心に届くくらいまで下がったり、夜中3時に大泣きしたり、40度近い高熱を出したりして「もう自分はダメだ」と思っていた。 きっかけはたぶん、毎週複数の納期に"追われている"と感じたことだと思う。年末くらいから休みがなくなり、気づかないうちに疲れがどんどん溜まっていたのかもしれない。そうなると些

ラベリングされる安心感。HSS型HSP

決めつけられたくはない一方、名前を付けられると安心することもある。 大勢の飲み会の最中はそれなりに楽しいのだけど、帰ってきた後にぐったりして虚無感に襲われるほど疲れるとか、一人旅が好きで、一見危なそうなところにも行くのだけれど、出発前は相当不安になったりとか、自分の性格が未だにわからない。 よく「社交的」「行動的」と言ってもらえることも多いのに、行った先で臆病になっているのであまり同意ができないし、周りの人の感情が自分に移ってきてしまいがちなので、怒っている人やイライラし