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現世で想定外に雑誌でフィーチャーされました [通訳翻訳ジャーナル2021年冬号]

あけましておめでとうございます。

霜月師走バタバタ過ぎて告知しそびれてたのですが、あの(!)業界最大誌「通訳翻訳ジャーナル」2021年冬号に記事掲載されましてん。

冬号のテーマは
「ウィズコロナ時代の仕事環境を考える~通訳者・翻訳者・通訳ガイドのニューノーマル~」で、たつみは
「通訳編:コロナ禍でも大活躍!遠隔同時通訳、やっています!」
で取り上げていただいております。

2020年、通訳案件の9割が突如自宅からのリモートに変わり、誰とも会わずに毎日毎日リモート通訳する日々に突入。ゾワゾワしてたらついに、Zoomが年末のアップデートで(ベータ版やけど)自動メイク機能出してきはった。
眉も描ける、口紅も塗れる、そしてなぜかヒゲも付けれる←謎需要

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もはや上半身さえマトモなカッコしてたら、スッピンでも下半身ジャージでもお仕事できるやん。

このまま行くと、画面のコッチで通訳でしてる私が私である必要、そして私が人間である必要はどこまであるんだろね。とアタマよぎりますわ。

AIに置き換わる職業と言われて久しい通訳業。
機械学習による自動翻訳機能と音声認識機能を組み合わせば、理論上ある程度即実現できそう。

Accidental InterpreterかつDrifterであるがゆえ守りたい既得権益すら持ち合わせないけれど、
人間が人間の通訳をする、コミュニケーションの橋渡しをすることの最終的な価値ってなんなんやろ?
「創造性」や「経営」に関わることはAI化されないという人もいる。個人的には宮台真司の「感情」と「身体性」というキーワードが気になります。

「感情」はなんとなくわかる。
言語が発されたときの声色や、たった2ミリの顰めた眉から、私たちは言語外情報を取得し、解釈して、通訳しているから。
だけど通訳者にとっての「身体性」ってのはなんなんやろなー、なんて。

2021年はそんなことも頭の片隅で考えつつ、日々の仕事においては「自分ができることで人の役に立ち対価をもらう」ことを、謙虚に(これ大事)そして愚直にやっていきたいと思っとります。
最後いきなりキャラ変してマジメか。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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