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朝を迎える、ということ。


折坂悠太さんの、「朝顔」という歌を聴く。

どうしようもなく辛い時って、朝の方が辛かったりしませんか。

今、学校も始まっていない、アルバイトもしていなければサークルも入っていない。1人暮らしの部屋で、気が向いているうちに就職活動をなんとなくこなす日々。すごく宙ぶらりんな毎日を生きていて、時々、社会から切り離されたような気持ちになる。

そういうとき、朝カーテンを開けるのがしんどい。

目の前の通りを歩いていく小学生、仕事に向かう人たち。みんな向かっていく場所があるのに、私にはそういう場所がない。今日もなんとなく1日を始めて、なんとなく一人で終えるのか。そう思ったとき、一気に社会からはじき飛ばされた気持ちになる。そうなることを選んだのは自分なんだけど。

そんな悶々とした気持ちを抱える中で出会ったのがこの曲です。

朝を愛したいな、って思った。朝が来ることを心待ちにする、未来の自分を想像した。

曲の最後も好きです。短調から始まって落ち着いた曲調が続いてきて、最後に泡がはじけたように盛り上がっていく。

そこでね。最近は、いつか来る、朝のひかりを心地よく迎え入れられるような日に近づくために、ちょっと足を踏み出してみることにした。新しいコミュニティに入っていく、そんな挑戦をしようと思っています。大学生になってから、社会から少し離れて内省する日々が多かったのだけれど、社会の中に戻っていく準備がそろそろできた気がしてきた。

こんな感じで、周りの音楽や友人、最近は小説なんかにも支えながら、のそのそ前進中です。最近の、私の愛おしい日々。

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