地域おこし協力隊の最初の1か月(2023年12月)
2023年12月1日付で出雲崎町地域おこし協力隊となって、早くも1か月半経ちました。
社会復帰から1週間
2023年3月に前職を退職したので、約8ヶ月ぶりに社会復帰。
初日は役場に行って、辞令交付をしていただいて始まりました。
そのあとは、担当職員の方と役場の各課、町内の施設、小中学校へあいさつ回り。
注文していた名刺の完成が間に合わなかったので、事前に作成した自己紹介シートを配り歩きます。
2日目には初任者研修と定例ミーティング。
出雲崎町は地域おこし協力隊のサポート役としてにいがたイナカレッジが入っています。その担当者の方、役場の担当者の方と、地域おこし協力隊として目指すところと、今後の進め方についてすり合わせを行いました。
その中で、まずはふるさと納税に取り組むことに。
返礼品の掘り出し、PRなどなど。やろうと思えば、「もっとこうできたらいいな」が山ほど眠っている事業です。
そこで、返礼品でお世話になっている事業者にも挨拶に行くことにしました。
出雲崎では、仕事用にスマートフォンが貸与されます。
あこがれていた社用携帯…!鳴りやまなくなる日が待ち遠しいです。
それからしばらくは挨拶に通う日々。
地道に、ひたすら通って、自分を知ってもらって、皆さんを知って、お話を聞く。
その中で聞かれるのが「あなたは何ができますか?」ということ。
「動画作ります!」「デザインできます!」「料理できます!」のように「これ!」というものがないので、なかなか難しい質問…。正直、そういった術を持っている人がうらやましい。でも、突出したものがないからこそ、みんなの手の届かない余白を埋める「よろず屋」になれると思うんです。
(と、自分に言い聞かせる)
はじめての研修、場を広げる2週目
2週目になると、初めての外部研修がありました。
長岡市、見附市、小千谷市、出雲崎町の地域おこし協力隊が交流しながら、任期終了後のビジョンを策定する研修です。
任用1週間で参加する研修ではない気もしましたが、改めて自分の目指すところ、そのために何をするかを考えるきっかけになりました。
ふるさと納税関係では、寄付を受け付けた後の手続き(事業者への発注、寄付受領証明書の送付など)をやらせていただきました。
コピペの嵐…!
また、返礼品を送る際に町から共通のお礼状を入れたらどうか、という話が前々からあったということで、そのお礼状作成や、前年度に寄付してくださった方へ新しい返礼品の紹介リーフレットの送付作業等を行いました。
新しい場として、地域の茶の間に参加しました。
お年寄りの皆さんが集まって、お話したり、脳トレみたいなことしたり、体操したりする場。住民の方に出会う場としてお邪魔しました。
ボランティアの方が会場づくり、お昼の用意などをされていて、来られた方は自由にお茶を飲んで、ゲームをしたり、折り紙をしたり、お話をして過ごされていました。
みんなでお昼を食べて、午後は催し物として民有会の方による民謡披露。他にも、ボランティアの方中心にいろいろ企画されているようです。
最後はみんなですごい勢いで片づけをして解散!
元気な皆さんにお会いできました。90歳って、こんなに元気なものなのか…。
保育園の洗礼
雪が積もった12月3週目。
この週は子どもの風邪により、ほぼ有休を使い果たして終わりました…。
あとは雪かき。
今借りているお家、すごく立派な日本庭園があるんです。
雪、積もるんです。
更に、普段は町から公用車を借りているので、(夫も似たような感じ)大人2人なのに車が4台もあり。ちゃんと雪かきしないと、車出せないし、入れれないというお庭です。
子どもがまだ寝ている朝に頑張りました。
長野県の雪はさらっさらだけど、日本海側の雪は重く、プラスチックの雪かきじゃ負けます。大家さんが機械で道を作ってくれたので、今回は何とかなりましたが、ちゃんとスコップ買おうと心に決めました。
でも、雪に慣れているところって除雪早いから意外と何とかなるものです。大通りは。
そんな隙間での発見は「出雲崎って、意外といろいろな顔を持っているんだ」な、ということ。
海岸は強い風で雪が飛ばされてしまうので、ほとんど雪が積もっていない。山側は雪積るけど、雪国特有の消雪パイプで、意外と道はきれい。更に田んぼが広がっているところだと一面の雪景色を見ることもできる。
山国生まれの私からすると、海のイメージしかなかったけど、それだけじゃないんだなと思いました。
季節変わると、もっといろいろな出雲崎に出会えるかな。お散歩したい。
あっという間に仕事納め
12月最終週は仕事納めであっという間に終了。
「妻入り会館」と「陽だまり」という施設は管理人さんが複数人いるので、皆さんに会えるよう通うことを目標としていました。
しかし、だんだんと「行かなきゃ…」という義務になってしまい、「暮らしを楽しむ」という余裕が失われつつあることに気が付きました。
余裕がないと、見逃してしまうものがたくさんあると思うので、あまり頑張りすぎず、もうちょっとわがままにやろうと思いました。
と、いうことで仕事納めの日はランチへ!
初めて出雲崎へ来た大学生の時に、お昼を食べた場所。
初心を思い出して、お腹も満足。
あとは、笹団子といがだんご(あんこ入りお餅の周りにお赤飯まぶったやつ。出雲崎名物らしい)、三角ちまき(白い餅。中身は何もなし。黄な粉つけて食べる)を買って、地元の祖父母にお歳暮がてら送って。
地域おこし協力隊の最初の1ヶ月が終了です。
まずは一人の出雲崎町民
最初の1ヶ月を終えてみての感想は、自由すぎるほど自由。
私の地元の協力隊は複数人が一緒のところで勤務していたけど、出雲在町は個人活動。ほぼほぼ会うことはありません。
サポート団体のにいがたイナカレッジとも、定例ミーティングが月一回あるだけなので自分で予定を入れて行動しないと本当に何もない日々…笑。
ほとんどの人は結果を求めるけど、そればかりになると地域おこし協力隊の存在意義が薄れてしまうような気がして。
本人も、地域も、行政も。三方よしの地域おこし協力隊。
自由だからこそ、まずは一人の町民としての生活を大事にしたいなと思います。
だから、ほどほどにわがままに頑張ります。
あと、私は普段一度役場に出勤して、そこから町内出ているので、気を抜くと単なる「役場の職員」になってしまいそうです。
一度行政を経験しているからなおさら。大量の郵送物の封詰めとか、なり続ける電話とか手伝いたくなっちゃうんです。
でも、1日中役場にいる日は作らず、一度でも外に出るように心がけています。
会見年度任用職員であるけど、あまり役場の人っぽく見られない地域おこし協力隊の特権を失わないように。
地域おこし協力隊の最初ってどんな感じなのか。
気になる人もいるかな、と思って書いた1か月の記録です。
本当は1週間の記録でやろうとしていたんですが、書く時間が無くて早々に断念しました…。
振り返りのためにも月1くらいで記録していきたいなと思います。
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