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都会のオアシスSKYSPA

人生2度目のサウナでお風呂の国に出会ってしまったため、初心者サウナーの私は、ととのいたくなったらお風呂の国にすい寄せられていた。

しかし、お風呂の国の素晴らしさに甘えていては新たなサウナに出会えないと、はたと気づいた私は新たな冒険に出ることにした。次なるターゲットは、横浜駅に行くたびに気になっていた「スカイスパ横浜」。

朝サウナが好きなので、朝の入浴スタート時間10:30を目指して準備をする。まずは、卵かけご飯でエネルギーを補給。そして、軽く顔を洗ったら準備は完了。朝サウナの日はノーメイクと決めている。素の自分で朝一の風呂を楽しみたいのだもの!とはいえ、ささやかな恥じらいで日傘で顔を隠して家を出る。

家から出ると、薄曇りでも目に刺さる日差しがまぶしい。日傘をさして自分だけの日陰を作っても、夏の空気は容赦がない。じんわりと汗ばむほどに、ととのいへのワクワクが私の足取りを軽くする。

そして たどり着いた横浜駅。目指すはスカイビル。東口を進む。進む。進む。ばーんとスカイビルという文字が目に飛び込んできた!意気揚々とエレベーターに乗り込む。乗っているのは4人ほど。エレベーターの光っているボタンは14階とあともうひとつだけ。ということはここには同士が乗り込んでいる・・・!

一人で勝手に盛り上がっていると、あっという間に目的地の14階。まずは靴を脱いでロッカーにしまいカギをかける。そのカギを持って受付に行くと、スパでよくある各種支払いのバーコードが付いたロッカーキーと館内着を渡される。

ロッカーはスパとかジムによくある細めの縦長ロッカー、だけではなかった。私は途中で気づいたのだけど、ここは浴室のすぐそばに小物用の鍵付きのロッカーが一人ひとり用意されている!!!ここにバスタオルやシャンプーなどの小物を置いておける。さすがである。小物用まで用意してくれる心遣いに感謝。

浴室に入ると、目の前には棚田のように段々になった温泉。そして、その奥には横浜のビル群がのぞいている。浴室の奥に本日の目的地のサウナが鎮座していて、その少し手前にタイル張りの長椅子が3つ設置してあるのが目に入った。ととのい椅子かな?とか考えつつ、まずは棚田状の温泉の一番下で軽くあたたまる。

2種類サウナがあったので、外の景色が見えるほうに入ってみた。かなり広い空間がとってある。ゆったりとしていてテレビはなくて、大きめの窓がひとつある。窓の前の特等席に座っていざサウナスタート。けっこう温度は高めな気がする。まだ高温のドライサウナにはあまり慣れていないので、5分ぐらいで我慢の限界に達した。

サウナを出たら、お湯で汗を流し、水風呂へ。サウナの熱を閉じ込めたら、ととのい椅子っぽいタイル張りの椅子へ。横たわると、サウナの熱を閉じ込めた体に体温くらいのミストがふんわりと舞い降りて来た。「何これ・・・、癒やされる・・・。」

何時間でもそのまま横たわっていれそうな幸福な時を過ごしたら、次はミストサウナ的な方へ。湿気てるサウナは温度低めだから、まったり入れるだろうと素人考えでセカンドサウナタイムへ。こっちはこっちで湿度レベルがすごくて全然のんびりレベルではなく、7~8分で限界に到達。水風呂で引き締めると、再びミストの天国長椅子へ。

一度 館内着を着て、施設をうろうろ。横浜の街並みが見える眺望抜群のリクライニングスペースがあったのでまったり休憩。気合を入れて、最後のドライサウナ。今度は12分ぐらい入って気持ちよく水風呂へ。最後もミストの天国長椅子でまったりタイムを満喫。

お会計を済ませて、エレベーターで地上へ。扉が開くと、お昼時のにぎやかさに包まれた横浜駅が現れる。いつもと同じ横浜だけど、なんだかみんな幸せそう。それは私がさっぱりして幸せだからかもしれない。


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