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そんな時もある。

溢れる涙を抑えられなくて、声を出して泣いてみた。
少しはスッキリするのかと思ったら、頭が痛くなってくる。
今の私は八方塞がりだ。
自信喪失、自己嫌悪の感情が押し寄せて来る。

久しぶりに銭湯に行こうかと思った。
木枯らし吹く寒い日に一人で満たされるのはそんな場所だ。
人のたくさん居るところに出向くのも億劫で、ここのところ随分と行けてなかった。そんな日に限って、本日清掃のため休業の知らせをSNSで見かけた。
なんだ、、、自分を癒やそうと思ったのに。

母には弱音を吐けない。母が弱るからだ。
息子達には心配をかけるだけ。そして二人は遠くて忙しい。
友達の名前や顔が浮かぶけど、自分からは連絡出来ない。
そんな行動力も今は持ち合わせてはいない。

とにかく私はこの地で、何らかの歩み出しをしなくてはならない。
本当の孤独を感じるだけの場所になっている。
弱った時に駆け込んだ町田の喫茶店も今は遠い憧れの場所となった。
この寂れた何の変化も刺激もないローカルな地元で、私は何を生み出すことが出来るのだろう。

周りのせいにしているうちはきっと、何も生み出せないだろう。
それにしても今の私はあまりにも無力だ。

ずっと封印していたお薬を飲む時がまた来たのだろうか。
軽めの安定剤を飲んでみたけれど、一向に安定はしない。
毎日毎日、同じ一日が過ぎて行く。
同じ時計と同じ空をぼんやり遠くで眺めている。

そして、ただひたすらに外を歩きまわっている。
いつでも社会復帰出来るように最低限の体力は維持していたい。
でも、ウォーキングと言うより最近は、街を彷徨っていると言う感じかもしれない。

これから冬が来ると言うのに、私は冬ごもりなんてしていられないのに。



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