見出し画像

スクーリングの面白いところ:社会人学生から見た教職課程

スクーリングの面白いところ

私の通う通信課程では、年に何度かスクーリングを受講する必要があります。通うのは面倒ですが、こんな時くらいしか仲間に会う機会はないので、そこで出会う人たちと話をするのは面白いです。

通信生に限らず通学生も参加していることもあります。年齢は幅広く、主に20代~40代ですが、更に年齢が上の方も見受けられます。英語専攻の場合は比較的女性が多い印象です。子どもに手がかからなくなったから始めたという方も少なくありません。

社会人学生の場合、動機や背景は様々ですが、何らかの形で英語講師の職に就いたことがある方が多いようです。例えば、英会話スクールで講師をしていた、J-SHINEを取得して小学校の英語講師をしている、社会人向けの英語講師をしている、などです。英語講師はしたことがなくても、海外在留経験がある、大学で言語関係を専攻していた、という方もいらっしゃいます。

一方、少なからず、その英語力、その立ち居振る舞いで「よく教師になろうと思ったね」という印象の方もいます。グループワークで、「私、準備できてないんで発表しません!」「英語苦手なんですけど頑張ります!」はどうかと思う…。社会に出たことがない学生ならまだしも、社会人なら何とか切り抜けたいところです。

とはいえ、教えるのが上手い教師≠英語力が高い教師ですので、現役英語講師であることはあまり関係がありません。しかしながら、実際にお仕事をされてる方が用意してくる授業サンプルは工夫されているものが多いので、とても参考になります。


スクーリングの残念なところ

移動です。

とはいえ、受講生は北海道から九州まで。飛行機や新幹線で移動されている方もいらっしゃるので、在来線で1時間半で着くなら文句を言ってはいけないのかもしれません。

通信大学を選ばれる際、やはり大学の立地は考慮したほうが良いです。単発ならまだしも、2日連続で通うのは結構大変です。それもあって、私は家から一番近く(といっても1時間半)、オンラインシステムが充実している大学を選びました。

でも、スクーリングの都度、小旅行気分を味わいたいなら、敢えて遠方の大学を選ばれても良いかもしれませんね。といいつつ、日本の大学は通信教育課程が充実しているわけではないので、そんなに選択肢がないのが残念なところです。

もう一つは、授業が面白くない(ことがある)。

自分の時間を割いて学ぶのだから、面白い授業を受けたい!参加すれば単位くれるんだからいいや、とか時間が勿体なさすぎる。教師を育てる講師であるのならば、受講生が参考に出来るような授業を展開して欲しいと思うのは欲張りでしょうか。

一方で、通学だったら何度もこの先生の授業受けないといけないわけですよね。そう思うと、1回で済むなら我慢しようとも思えるのが悲しいところです。


まとめ

とにかく情報交換と人間観察が出来るのがスクーリングの良いところ。

教員免許を取るって決めたんだから、その過程のことで文句言っても仕方ないよ。と友人に言われ、そうだねと飲み込んだものの、この納得感のなさにストレスを抱えた時期もありましたが、とりあえず喉元を過ぎました。

今年はスクーリングが盛りだくさんなので、色々新しい出会いもあるんじゃないかと期待しています。面白くないのは目先のこと、もっとずっと先には違うものが待っているはず。そんな気持ちで新年度の始まりを迎えた今日この頃です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?