体から無数のリボン

色形様々と風になびいて

さわさわと別世界に触れる

緋のリボンから精気がもえ、
シフォンのリボンは弱々しく揺れる

薔薇色リボンは
愛する世界を優しく何度も触れる

無限の黒いリボンは
生を示すために
恐ろしい世界へ何度も飛んでゆく

こうして反発と吸収を繰り返して

私という生を織り成している

世界を現している

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