【カナダモントリオール】ワーホリ準備 予算編
前回記事の続きです。
今回は、ワーホリ準備をするにあたり、渡航前にかかった金額をメインに、私の実際の経験でお話します。
※$=CADとして表記
出国前に必要な出費
出国前に払う必要があったものについてまとめます。
航空券
渡航時期が決まっている場合は、航空券比較サイトを利用し、航空券の概算を見積もります。
決まっていない場合でも日付未定などで検索し、大体の価格を把握しておきます。
私の場合:約20万円(片道)
2022年8月の、北海道→東京、東京→トロント、トロント→モントリオールの乗継便です。
私がワーホリを検討していたコロナ禍以前より、3倍以上の価格となっていた記憶です。でかい…。
往復の場合だと26万円でした。
往路便の設定が1年以内でのみ有効で、ワーホリ終了後も観光ビザで延長滞在したいと考えていたため往復では購入しませんでした。
結局、延長後に購入した帰国便は大体6万円超で済んだので、大した差にならずに良かったです。
情勢、季節やタイミングによっては抑えられる可能性がある予算です。
留学保険
滞在期間をカバーする保険に加入する必要があります。
ほとんどの保険会社のウェブサイトで、滞在国・滞在期間と保障内容から概算を見積もることができます。
私の場合:約23万円(1年間)
ジェイアイ傷害火災保険tabihoで加入しました。
現地の保険は同期間でおおよそ10万円以内とかなり金額が違ってくるので迷いましたが、困った時に英語やフランス語で問い合わせなければいけないことに怖気づいたため、何かと安心な日本企業を選択しました。
保険金額や追加したい保険内容をカスタマイズして自分でプランを作成することができました。
私は一時帰国費用の保険を追加し、実際に一時帰国する用事もできたのですが、タイミングの問題と、緊急帰国のための多額の費用が賄えなかったり※したため、利用しませんでした。
※まずは自己負担する必要がある
学費
渡航後翌日から8週間、語学学校に通っていました。
無料のエージェントに相談させてもらった中で、いくつかの語学学校の候補から1つに絞りました。
その学校のPDFパンフレットやウェブサイトから学費を確認できます。
私の場合:約$2500/当時約27万円(8週間)
この価格にはHigh-Season Fee(繁忙期の上乗せ価格)と教材費が含まれています。
学費自体はプロモーション価格でした。
その他に、$50分のDollaramaギフトカードが貰えました。
もちろん語学学校に通わない場合は0円です。
初期の滞在費(AirBnB・ホテル・ホームステイなど)
渡航日当日から、語学学校の期間までホームステイで滞在しました。
エージェントや学校への相談や学校のウェブサイトなどから金額を確認できます。
私の場合:約$2300/当時約25万円(8週間)
1日3食(学校がある日の昼はお弁当)付き、鍵付き個室ありでした。
この価格にはホームステイ手配料、High-Season Fee(繁忙期の上乗せ価格)が含まれています。
食事付きのプランで思ったことは、「食事付きじゃなくてもよかった」です。
用意してくれるのでありがたくはありますが、食事のタイミングや量、体調、その時に食べたい味などは違うので、いっそ自分で調達してもよかった気がします。
放課後、友人とご飯に行く時に晩ごはんをキャンセルするのも、少しもったいない気持ちになっていました。
そのため、プランや滞在方法によっては抑えられる可能性がある予算ではあります。
必要物資購入費
こちらは前回の記事で紹介した【もちものリスト作成】に関わってきます。
確実に必要なもの・保留のものを洗い出していき、購入が必要となるものの費用を計算します。
私の場合:約1.3万円
購入したものは、預入最大サイズのキャリーケース、速乾タオル、厚めの洗濯ネット、顆粒だし、家用スリッパ、トラベル用シャンプー類(到着後数日分)、プロフィール帳あたりです。
今回の往復のみで使えればいいやと思って購入したキャリーケースが、安価なのに意外としっかりしていて助かりました。
パスポート取得費用
パスポートを持っていなかったので、取得するところから始まりました。
私の場合:16,000円(10年有効)
もちろん既にパスポートを持っている場合は0円です。
ビザ申請料
カナダワーホリ申請の場合の予算です。
私の場合:$338/約3.6万円
この価格にはIEC参加費$153、Work Permit申請費$100、バイオメトリクス登録費$85が含まれています。
現在とは価格が異なる場合があります。
合計
素直に合算すると約815,000円…。
え、ほんとに? 思ったよりかかってました。
蛇足・入国後に必要になってくる出費
蛇足です。
入国後の話になるので、ここは完全に予想となります。
たとえば以下のようなものがあります。
初期滞在以降の家賃
ホームステイを出た後の滞在費について考えました。
私の予算:$700
実際は寮に移り、ひと月$450という低価格で住むことができていました。
その後は一人暮らしをして$1000超えの家賃だったので、結局はオーバーしていました。
滞在変遷の詳細はモントリオールでのワーホリ中に一人暮らし出来たの記事で語っています。
水道料金は家賃に含まれています(税金で賄われている)。電気やインターネット料金は物件によります。
食費
私の予算:$300
自炊を沢山した記憶はありません。
半分くらいは外食や買い食いで、あとは簡単なサンドイッチを作ったり、職場のまかないを食べて生活していました。
どのような店かにもよりますが外食となると、税金やチップなど含め$20を下回ることは基本無かったです。
なので確実に大幅オーバーしています。
その他費用
書いておいてなんですが、ここまで細かく考える必要はないかもしれません。
住んでいればかかるものはかかるので、考えても仕方ありません。
私の予算:$50
スマホ代やその他消耗品など。
私のスマホは月約$40のプランを契約していました。
残り$10で何を買えただろうかと考えた時、こちらもおそらく予算オーバーしています。
まだ生活をしていない段階で出す予算などあってないようなものです。
交通費
私の予算:約$100
定期の月額(Aゾーン※)です。
こちらは事前に調べられるものだったので乖離は少なかったです。
※モントリオールでいうAゾーンとは主要のエリア
夏の間数ヶ月はシェアサイクルBixiを利用していたので、その期間だけは月$20程度に抑えられました。
滞在中の資金繰り
語学学校を卒業したあとは働き始めたので、その給料のみで現地の生活は賄えていました。
帰国で携えられるほどの貯金はほぼできませんでしたが、滞在中、ケベックシティ、トロント、ニューヨーク、メキシコ、ディズニーワールドとユニバーサルへのオーランド旅行などができたことを考えると、むしろ万々歳なのかもしれないです。
私は日本の家を手放して渡航しなかったので、渡航中も元々住んでいた家の家賃を払う必要があり、これに月約4万円かかっていたのが結構痛手でした…。
奨学金返済は事前に申請して1年間止めていました。
まとめ
元々「初期費用50万円くらいで行けたらな♪」とか思っていたのですが無理でしたね。
現地の保険に加入したり、語学学校の期間を変えたり、そもそも語学学校には行かない選択をしたり、滞在方法が違っていればもう少し抑えられたと思います。
渡航前、何故か計画より多く貯金が出来たのでどうにか捻出することができました。
費用を抑えて行く方法はいくらでもありますが、何が起こるかわからないので、貯金があるにこしたことはありません。
参考になると幸いです。
北海道出身