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【カナダモントリオール】公共交通機関利用方法 メトロ、バス 券種 切符購入 OPUSカード更新など
モントリオールの公共交通機関について個人視点で紹介します。
動画も作りました。よろしければあわせてご覧ください。
モントリオールの公共交通機関
主に利用することになるのはメトロとバスですが、モントリオールは両方STM(Société de transport de Montréal)という会社が運営しています。
そのため切符や定期などは全て共通で利用できます。
ちなみに特にバスは定刻遅れや早まり、すっぽかしなどは珍しくありません。
メトロもバスも、駅や車内のアナウンスはフランス語でのみ行われます。
モントリオールの公共交通機関が敷かれている範囲は、AからDのゾーンに分けられています。
今回は主要エリアのAゾーンについて説明します。
![](https://assets.st-note.com/img/1700995363602-z8KWMv9dJl.png?width=1200)
STM公式ウェブサイト https://www.stm.info/
券種
STMの切符には細かくさまざまな種類があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1700997609264-qSeIE0Uc3G.png?width=1200)
まずは【回数券】です。
違和感があるかもしれませんが、モントリオールでの公共交通機関の運賃は距離でなく回数で決まっています。
利用ゾーンや券種ごとに決まりはあるものの、すぐ隣の駅で降りても、10個先で降りても運賃は変わりません。
1-trip - 1回券
料金:$3.75
1回分用の基本の切符
バス車内で購入できる唯一の切符。
バス車内での購入の場合、両替やお釣りのシステムはないため、丁度で払う必要があります。
白い紙のチケット、ICチップつきのチケット、OPUSカード(交通IC)で利用可能。
回数券は120分内の乗継が有効です。後述します。
2-trip - 2回券
料金:$7.00
1回券が2回分使える切符
1回分の運賃が$3.50となり多少お得です。
ICチップつきのチケット、OPUSカードで利用可能。
10-trip - 10回券
料金:$32.50
1回券が10回分使える切符
1回分の運賃が$3.25となりわりとお得です。
OPUSカードでのみ利用可能。
次に【定期券】です。
3-day - 3日間定期
料金:$21.25
連続した3日間有効な切符
初回利用日から3日目の23:59まで利用可能。
例:火曜日の午前10時に初回利用→木曜日の午前0時以前まで
ICチップつきのチケット、OPUSカードで利用可能。
Weekly - 1週間定期
料金:$30.00
一週間有効な切符
月曜日から日曜日の23:59まで使えます。
OPUSカードでのみ利用可能。
Monthly - 1ヶ月定期
料金:$97.00
月の初日から末日まで有効な切符
前月の20日以降から事前購入できます。
OPUSカードでのみ利用可能。
少々変わり種な定期券もあります。
Unlimited evening - 一夜定期
料金:$6.00
午後6時から翌朝5時まで有効な夜遊びに適した切符
深夜0時までに使用開始する必要があります。
A~Dゾーン全域で使えます。
ICチップつきのチケット、OPUSカードで利用可能。
24-hr - 24時間定期
料金:$11.00
連続した24時間有効な切符
購入時ではなく、初回利用時から24時間の利用期間があります。
ICチップつきのチケット、OPUSカードで利用可能。
Unlimited Weekend - 週末定期
料金:$15.25
金曜午後4時から月曜午前5時まで有効な週末切符
A~Dゾーン全域で使えます。
ICチップつきのチケット、OPUSカードで利用可能。
乗継について
回数券は120分内の乗継が有効です。
乗継については、いくつかのルールがあるようです。
✅ 最初に切符を認証してから120分間有効
✅ バス↔メトロやバスの別路線などで利用可能
🚫 同じ路線内の中断や往復での利用は不可
3つめについては、例えば
❌ バス往復; 45 Papineau北行きとPapineau 南行き など
❌ Métro往復; Green line Honoré-Beaugrand行きとAngrignon行き など
❌ Métro乗車中断; Orange line Côte-Vertu行きで途中下車し、Orange line Côte-Vertu行きに戻る など
以上のようなものが対象外のようです。
この時には乗継は適用されず、別の1回分として消費されます。
詳細についてはSTMの公式ウェブサイトをご覧ください。
切符購入方法
切符はメトロ駅窓口、駅構内の券売機、バス車内(1回券のみ)で購入可能です。
券売機は何故か各駅に1~2台のみなので、日頃から非常に混雑しています。
週末や月末は特に混雑しており、長蛇の列を免れられません。
券売機での購入方法を説明します。
実際に購入している様子は映像のほうがわかりやすいと思うので、動画でご確認ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1700998964012-C1HC2xJDWf.png?width=1200)
物理の切符購入か、OPUSカードへのチャージかで多少使い方や画面が違います。
こんな見た目で意外とタッチパネルではないので、画面左右にある物理のボタンを押して選択します。
1.券売機の前に立つ
![](https://assets.st-note.com/img/1700999023588-B1xVwI3dV3.png?width=1200)
券売機では、英語かフランス語での表示ができます。
デフォルト画面で変更します。
2.購入媒体を選択する
切符購入か、OPUSカード新規購入かを選択します。
OPUSカード新規購入は1枚$6.00です。
少なくとも1回券以上の切符をチャージする必要があり、空のOPUSカードのみを購入することはできません。
【OPUSカードの場合】
![](https://assets.st-note.com/img/1700999160672-XpVjWPq72e.png?width=1200)
券売機にあるOPUSカード読み取り機にカードを置きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1701000141178-5U9rYW3TkP.png?width=1200)
現在カード内に保持している切符の一覧が出てきます。(この時は8月分の一ヶ月定期です)
8番のボタンで更新を選択します。
3.券種を選択する
【物理切符の場合】
![](https://assets.st-note.com/img/1700999284684-Nzqq3g0rwS.png?width=1200)
購入する切符を選びます。
【OPUSカードの場合】
![](https://assets.st-note.com/img/1701000347432-yLAyHDCDHM.png?width=1200)
このカードで現在購入できる切符の一覧が出てきます。(この時は9月分の一ヶ月定期と、一週間定期です)
次月分の定期を購入するため、一ヶ月定期を選択します。
4.枚数(ロット数)を選択する
![](https://assets.st-note.com/img/1700999375040-oBpw3OzYRF.png?width=1200)
その券をいくつ購入するかを聞かれるので、選択します。
※一ヶ月定期の場合は無し
5.決済する
![](https://assets.st-note.com/img/1700999432330-mbNVdu7tWL.png?width=1200)
画面に表示された内容と金額を確認します。
![](https://assets.st-note.com/img/1700999433642-vbuuacP0k6.png?width=1200)
カード決済を選択し、カードリーダーにカードを挿入します。
![](https://assets.st-note.com/img/1700999435082-jq0viYDA9X.png?width=1200)
テンキーで金額を確認後、ChequingかSavingどちらからの決済かを選び、暗証番号を入力します。
承認されたらカードを抜きます。
6.購入完了
![](https://assets.st-note.com/img/1700999559946-QTLFM2Hg96.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1701000542175-1K6tab2er7.png?width=1200)
領収書の要否を聞かれるので、選択します。
OPUSカードの場合はチャージ済みのOPUSカードを抜きます。
切符や領収書が落ちてきて購入完了です。
メトロ改札方法
![](https://assets.st-note.com/img/1701000672047-3DDuvsIsiO.png?width=1200)
使い方は非常に簡単で、OPUSカードやICつき切符は改札にタッチ、紙チケットは挿入口に入れるだけです。
金属のバーを物理的に押して進みます。
距離で運賃が決まるわけではないため、改札を出る時は切符やICカードをかざす必要はありません。
楽です!
![](https://assets.st-note.com/img/1701000696855-2OR1tqNEua.jpg?width=1200)
各改札にバリアフリー用の自動ドアが備え付けられた改札がある場合があります。
バス乗車方法
![](https://assets.st-note.com/img/1701000852279-p7TKDJFVfW.jpg?width=1200)
バス停で待機します。
バス停横の屋根のある待合所にいると稀(?)にスルーされることがあるので、しっかり存在をアピールします。
![](https://assets.st-note.com/img/1701001014827-uvCYN5QBLE.jpg?width=1200)
到着したバスの前側の扉から乗車します。
※大型車は後方からも乗れる
Bonjour! と運転手に挨拶します。※結構大事
(私はフランス語を日常使いしませんが、バスに乗る時とお店の店員さんにMerciを言う時だけは使います)
同時に、運賃箱にICカードやICチケットはタッチ、紙チケットは奥側のわかりにくい位置に縦に挿入、取り出します。
バス車内で1回券を購入する場合は、運賃箱に丁度の料金を入れます。
奥側のわかりにくい位置から切符が出現するので、取り出します。
体感30%くらいは運賃箱が壊れたバスがやってくるので、その時は無料で乗れます。
何故壊れたまま運行しているのかは不明です。
バス降車方法
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降りたいバス停のアナウンスがかかったら、Arrêt(降車)ボタンの押下、または黄色い紐を引っ張って合図します。
ボタンや紐が有効な場合、たいていは音が鳴り、車内前側の電光掲示板か停車マークが点灯します。
気をつけておく必要があるのは、行き先表示の電光掲示板が真っ暗だったり、アナウンスがかからなかったり、ボタンが壊れている場合がほどほどにあることです。
また、モントリオールは工事が多く迂回路を経由することも多いため、外や地図を見ながら注意深く乗車しましょう。
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降りる際は前側後ろ側どちらの扉を使っても問題ありません。
後ろ側の扉は触らないと開かないものがほとんどなので、開かない場合はグッと押しましょう。
番外編
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番外編として利用していたシェアサイクル、Bixi
月額$20程度
電動自転車に初めて乗り、それはそれは快適でした。
基本どこにでもステーションがあって便利でした。
以上です。
誰かの参考になりますように
北海道出身