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10代で浸った曲は、30代の心をも溶かす

私が高校生だった2005年に流行したアーティストはたくさんいて、その中でも【aiko】【YUI】【ケツメイシ】【大塚愛】【オレンジレンジ】【BUMP OF CHICKEN】【倖田來未】(敬称略)などが代表されると思う。

※ピンとくる人は同世代ですね、仲よくしましょう。


当時はTSUTAYAでCDを借りてMDに写し、自分好みのリストを作ったら、それを友達間でまわすのが習わしだったんだけど、そのうちiTunesが主流になり、兄姉世代から受け継いだMD文化は徐々になくなっていって、でも、プレイヤーが手元になくてもMDだけは未だに持っているという人もいるだろうな。

それほど世の中には、手放したくない、心に残る音楽がたくさんある。


音楽にふれるタイミング

大人になってから、どうも音楽をしっかり聴くことがなくなった。20代前半は、カラオケにいったりMステを見たりもしてたけど、その頃を過ぎると時折マチナカでヘビロテに流れてくる曲を知るくらいで、流行をキャッチできず随分 老けた 大人になったと感じる。

近頃はもっぱら、Tik TokやYoutube shortで流れてくるダンス動画で曲サビを聞いて、いいなと思えばフルダウンロードする程度。細切れの時間をタスク式につめこむ現代社会には良いスタイルかもしれないけど、最初から最後までゆっくり味わう事が少なく本来の音楽の良さを十分に楽しめていないとも感じてしまう。

クリエーターが増え、選べる作品が増えているにも関わらず、選び方が雑になって視野が狭まっているのでは?反省するところである。


そういう新しい曲はまぁ置いておき、過去好きだった曲については、何度もインストール・アンインストールを繰り返してきたミュージックアプリたちが管理してくれてる。アカウントで同期とはとても便利。これだから電話番号は変えられない。それぞれのアプリに入っていた曲が、当時の思い出そのままに流れてくる。

それでもじっくり音楽に没頭する時間があるわけではなく、移動時間にイヤフォンで聴いている社会人が多いだろうな。私も子どもを迎えに行くときの徒歩20分間だけが、そんなノスタルジックな時間なんです。

固くなった頭と心が溶かされていく

あの頃聞いていた音楽は、いまでも口ずさめる。歌詞を忘れてたって、何十秒かですぐに思い出せる。懐かしい音に癒されて、歌詞に励まされて、普段は振り返らない過去も当時を思い出して「嗚呼頑張ってきたよな、偉いぞ」と、自分を肯定できる有り難さたるや。


もう頑張りたくないって時に、YUIのMy Generationが流れてきた。「あたしならまだやれるはずだって」の歌詞にぐっとくる。そうだ、少し休んだらまた歩き出せるよきっと。

BUMP OF CHICKENの隠しトラック「いか」を知ってる方はいるかな。「いか」をあそこまで連呼されると歌詞の意味なんて吹っ飛んでしまう。意味なんてなくていい、とにかく今は「いか」なんだ。考えたってしょうがない、いかの時間なんだから。と考えすぎて凝ってきた頭をほぐしてくれてたのしい。


nobodyknows+の「ココロオドル」は、2004年のリリース曲だけど一昨年THE FIRST TAKEで公開されたので最近の人もよく知る事となったはずで、こんな楽しい曲を色んな世代で共有できてうれしいと、昔の私たちが言っている気がするな。

30代の私たちよ、今日も音楽を聴こう

流行りの曲を知らなくてもいい、思い出の曲を探してみよう。「2005年 JPOP」とかで検索すると出てくるから。

さて、今日は何を聞こっかな、令和らしくAIにシャッフルを任せよっかな。

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