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江戸川Qの「独想感想文」#20 キリスト教の本質



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 なるほどーーと読了後、思う本があると思いますが、これもその一冊かもしれません。
 『キリスト教』ーーと言うよりも日本人はなんでしょうか、先天的、それともその民族的ないい意味での楽天性所以か、宗教についてアレルギー反応を持っているように思います。
 ゆえに、古代より多種多様な宗教の受容をある一線を超えてくる場合は拒否し、しかしながらある意味ではそのボーダーを超えて来なければ、その表層的装飾を奪う癖があるようです。

 このキリスト教もそうかもしれません。
 ゆえにその本質部分となると、無知に近く、宗教の本質を聞く機会すらないでしょう。

 この本はそう言う意味では、キリスト教の誕生から現代の問題ーー「世俗化」というところまでを深く掘り下げています。

 これにより、「西洋」という椅子に、いかにアジアや東洋が腰掛けることができるかというひとつの「答え」が見えてきます。

 神は沈黙しているーー

 この「沈黙」こそが、この本においていかに解明されてゆくか、読了後にはきっと「なるほど」と思われることでしょう。

 もしあなたがこの本を気になったら、
 是非、そんなあなたにこの一冊を。

 そして
 あなたが一冊の本を読み終えたら、
 是非、あなただけの「独創感想文」を。

 文:江戸川Q 

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