「怒る」というイベント

土曜日はあいかわらず仕事が忙しい。人がいないというのもあるし、不慣れな人が多いというのもあるしその割に忙しいというのもあるし様々な要因がある。

そのなかで今日は一つトラブルがあった。理由を端的にいうとプライドの問題と視野の狭さの問題。以前も同じことを言われたので今回ばかりは本気で怒った。リーダーをやっている以上このあたりの対処はどうしても自分がやらなくてはならない。

仕事場というか今までの人生で一種の悟りのようなものを開いてしまったせいか自分が怒るというのはほとんどない。リーダーになって１年以上経ったがその間で職場内だと1回、職場外の宗教がらみなお話で1回と全部で2回しか怒ったことがない。

ここまで怒らない人間が「怒る」というのはよっぽどのことだと我ながらに思う。それもあってか不思議なことが一つあって、怒った後の自分のテンションが完全にお祭りやイベントでありがちなふわふわとしたやや高いテンションになってしまう。

お祭りのようなテンションになるというのは「怒る」というのが自分にとって完全にイベントと同じような扱いレベルになっていることに等しい。おそらく普通だと怒るとそのまま不機嫌になって・・・なことになるのだろう。自分はまったく逆だ。

仏でも神様でもなく人間なので、怒るタイミングではきちんと怒らなくてはいけないということは重々承知している。しかし怒るということを経験しなさすぎてどこかで「まっ、いっか」と思ってしまう一種の悟りのようなところにいると、どうにも怒れないし怒る気にもなれない。

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