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あの内容を映像化すると・・「夜は短し歩けよ乙女」

おとといに小さなピンチを書き、昨日は原作の小説について書きました。そして今日のnoteでは推しこと儒烏風亭らでんさんと一緒に見ました映画版「夜は短し歩けよ乙女」についての感想を書いてみようと思います。

さて映画は良くて2時間ぐらいのものですが、その範囲内で小説のあの内容をどうまとめるのか。その点はとても興味いっぱいで気になりました。なんなら第一章が「夜は短し歩けよ乙女」というタイトルでしたので、この第一章のみをまるまる取り上げるかなと思っていたり。

しかしフタを開けてみると、全4章あった内容を2時間という映画の中にまとめるというとんでもない内容で驚きました。しかも春夏秋冬だったものをまるで一晩であった出来事のようにまとめ上げたのもすごい。

特に第一章の「夜は短し歩けよ乙女」を20分そこそこでまとめきったのは原作を読んでいる身からすると「マジ!?」の一言です。

そんな一気に突き進んでいくこの映画ですが、一部に原作とは違うアレンジがいくつかありました。それはよりファンタジーに突き進んだものから大胆に変わったあの人の役まわりなどなど。

個人的には「えっ、これをカットしたの」と思う部分はあるものの映画的なつながりを考えると違和感がなく、これはこれでありなのかなと思いました。

むしろこうした原作がある映画ではバッサリとカットすることが多かったりキャラ変があまりに激しくなって不評になることが多々ある世の中。それに比べると全然マシです。

あとこれはアレンジという意味で気に入ったのですが、偏屈王というゲリラ演劇がミュージカルになったのは斬新でしたね。原作だともう少し普通の劇っぽかったはずなのに・・・これは映画としてとても映える部分でした。

またこれは全体を通して言えることとして遠近の感じにくい表現や飲食の表現がとても独特で好きです。こうした部分も映像化ならではですね。

と、映画版と原作版はいくらか違いがあるもののどちらも評価が高いというのにはすごく納得した作品でした。映画には映画の、原作には原作の良い部分がある。原作を未読だと原作が読みたくなるし、原作を読んだあとに映画を見るとこれもこれで違いを感じつつ面白く感じる。

最近は推しの影響で映画や本に触れる機会が増えましたが、今回も素敵な作品に触れることができ本当に感謝ですね。

#日記 #毎日更新 #毎日note #夜は短し歩けよ乙女  #映画

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