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雪と選んだ決断と

午後4時過ぎ仕事中に突然集まるように言われた。

「東海道線が止まったので、遠い人や雪で帰れなくなりそうな人は早く帰りましょう」

まさか自分の会社にも来るとは思わなかった早めの退社命令。ただあくまでこれは促すと言う形なので例えば近距離で通っている人はこのまま仕事という形になる。

さて自分はというと・・・残った。「帰る人が多くなるということは今日の仕事の出荷がマズくなる・・・自分が使っているA路線とB路線は止まることはないと思うので大丈夫だろう」1時間半というやや遠距離通勤の自分としてこういう選択を選んでしまうのは若干社畜感が漂っているような気がする。

残る決断をしてしばらく経った午後6時、休憩が取れたので交通状況を調べた。すると自分が使う路線は予想通り止まってはおらず、その代わり本数が減らして運転をしているということだった。ただし一部の駅では入場規制がしかれたらしい。「止まってはいないのは予想通りだったが、入場規制とは・・・これは混雑状況によっては帰れないかもしれないな」

とかいろいろ考えながら仕事に戻った。ただ戻ってもどうしてもさっきの入場規制が頭に引っかかる。帰ることはできそうだが何時間かかるか分からないからそろそろ帰るか。そこでまだ出荷の作業は残っていたが午後7時に帰ることにした。この時間で帰るというのは自分の中で相当早い。

ということで少しは作業をしたものの早期に帰るという決断をした。バスと電車を乗り継いで帰ったがA路線はスムーズに乗れたもののB路線で雪の影響を受け結局1時間30分~2時間の普段の時間よりも遅く2時間30分前後で帰ることが出来た。雪でいろいろ合った割には優秀な時間だったと思う。

さて、この少し作業をして早期に帰るという決断は結果として良かったらしい。というのも午後4時過ぎはいたるところの会社で早い退社を促した時間だそうで、実際自分以外の父親・弟もそのぐらいの時間に出たという話を聞いた。その結果本来の帰宅ラッシュが3時間ほど前倒しになり、雪にさらなる混雑が重なってかなり大変なことになっていたそうだ。

結果論として時間をずらすという決断は上手く行ったようだが、良いような悪いような少しモヤモヤが残った。

これは余談ですが、帰宅途中「雪のサムネイル写真のストックが作れる」となぜか何枚か撮りながら帰った自分。雪に対する自分の変わったテンションが垣間見えた。大人流の雪のテンションの上がり方ってこういうものなのか・・。

#日記 #エッセイ #雪 #決断

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