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ガラスの壁

昨日はAR(拡張現実)で実験をし、今日はまたVR(仮想現実)をする。日々現実と仮想をいったり来たりしているとその境目にある壁がもどかしいというか、奇妙な感覚になります。

ARの場合目の前を見ると、存在していないのにカメラ越しだと見えます。しかもその対象がいる周りを回ってみても、ずっと見ることができます。このようにカメラを通して仮想と現実の世界を隔てている様子は近いようで遠く感じなんだか奇妙に思います。

VRもそうです。VRは見る風景すべて仮想です。しかし物を掴んだり、投げたり、はたまた動物をなでたりなど目の前にいないにも関わらず、振動やコントローラーでの持ち方やボタンの押し方によって、いかにも現実に反映されているような体験をすることができます。しかしこれらはゴーグルを外した途端、現実に戻り、世界が切り取られたような感覚になります。これもまたどこか奇妙です。

このようにARだとカメラを通して、VRだとゴーグルを通す形で現実と仮想という2つの世界がとても近いところで存在し合います。このあまりに近くて遠い感覚はまるでガラスの壁です。

このガラスの壁は決して破ることはできないながらも、互いに触ろうと思えば触ることができそうな気がします。しかし直接触ることはできませんし、互いの世界はデバイスを通してでしか干渉することができません。

ちなみに最新の研究ではここに触覚の感覚を擬似的に持たせることや嗅覚までも実装させようという技術があるそうですが、まだ実用段階ではないように思います。

このガラスの壁は互いの世界の体験、つまりは仮想世界の体験ですがその経験値が積まれるほど厚さが薄くなっていく感覚になります。段々と薄くなっていく境界線、もし破れてしまったらどうなってしまうのだろう。

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