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聖夜の赤ちゃん探し、そして…「東京ゴッドファーザーズ」

24日の話になりますが、Vtuberの推しこと儒烏風亭らでんさんが定期的に行っている同時視聴企画で「東京ゴッドファーザーズ」を見るとのことだったので一緒に見ました。

「東京ゴッドファーザーズ」は2003年の映画で監督は「パプリカ」の今敏監督です。この映画を24日に見た理由ですが、なんでもこの日が舞台になっているらしいとのことです。

あらすじとしてはホームレス3人組がクリスマスの夜にごみの山なの中で生まれた赤ちゃんを見つけたのがことのはじまり。そこで「清子」と勝手に命名し親を探し歩いていくが・・・というお話です。

今回の話は連鎖系エンターテイメントというか、何かと何かがつながって次々と展開が進んでいくタイプです。自分の中でこういった連鎖するエンターテイメントといえば小説になりますが恩田陸の東京駅を舞台にした「ドミノ」を思い出します。マイナーかもしれませんが、自分が昔読んだ本の中ではかなり好きな作品。

この「東京ゴッドファーザーズ」でいいなと思ったのは冒頭で広告にスタッフロールを溶け込ませる手法もさることながら場面ごとにその象徴として出される広告看板ですね。現実の光景とある意味で理想である看板との対比はなかなかうまくいかない今を超超しているように感じました。

また今敏監督作品ならではかもしれませんが、漫画的な表情描写がとてもすごかったです。特に病院でのハナちゃんがギンちゃんに向かって長尺で喋るところとはとても好きです。というかあの場面での表情も揺れ動く感じは好きをこえてすごいと感じたぐらい。

あとはコメントから知ったのですが、過去の今敏監督にまつわる小ネタがちょくちょくと仕込まれていたらしい。こういう分かる人には分かる小ネタっていいですね。

と、そんなこんなで見たこの作品ですが非常に面白かったです。今敏監督特有の漫画的な動きやある場面で狂気が出てくるところとかは「パプリカ」を思い出しましたし、ラストの一気に畳み掛ける感じは特に良くてこれからを思わせるいい作品でした。

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