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落語の持つコミュニケーションの可能性「しゃべれども しゃべれども」

先日推しこと、儒烏風亭らでんさんの同時視聴で「しゃべれども しゃべれども」を見たのでその感想をシェアしてみようと思います。

あらすじ
うだつのあがらない落語家・今昔亭三つ葉は、ひょんなことから話し方教室を開くことに。そんな彼のもとに集まったのは、無口な美人、関西弁の勝気な少年、毒舌の元プロ野球選手という変わり者の3人。しかし彼らは顔をあわせるとケンカばかりでなかなか落語を覚えてくれない。さらに三つ葉は思いを寄せていた女性にまで振られてしまい……。

https://eiga.com/movie/33987/

原作は小説であるこの映画は奇妙な落語教室の中での4人が繰り広げられる物語です。一癖も二癖もあるキャラクターがコミュニケーションを通して落語を覚えたり、喧嘩していく中でそれぞれの成長が見られるといったもの。

見ていて思うのは主人公である今昔亭三つ葉は二ツ目ということで師匠の弟子であると同時に、3人の師匠であること。このことから板挟みにあったりブーメランにあったりと非常に悩める存在でした。

しかしいろいろな出来事によって弟子から成長のきっかけをもらったのは大きかったと思います。また落語教室の仲間となった3人も互いや先生となった主人公からの影響を受けて成長したのは見ていてとてもおもしろかったです。

そうそう、少し気になったのはラストシーンぐらいでしょうか。同時視聴を見ていたら小説の方でそうなった理由がかなり掘り下げてあるそうなのでそっちを読んで補完したいなと言うのを強く感じました。

同じ話すことであるコミュニケーションと落語。落語を聞けばコミュニケーションが広がるなんて話があったりなかったり。コミュニケーションの不器用さに共感しつつも自分も寄席に行って落語を聞いてみたい。そう思える作品でした。

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