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ジャンクカメラの威力

先日ジャンクとして売られていたカメラ、YASHICA minister2を手に入れて、軽く整備をしてみました。
整備の結果、
「多分コレもう普通にカメラとして使えるな」
という状態になりましたので、早速フィルムを入れて試し撮り。

まずは作例をいくつか。

Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200
Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200
Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200

Yashinonと銘打たれたレンズは、当初カビが薄く生えていたものの、レンズクリーナー+綿棒でキレイに拭き取れてます。
距離計の精度も特に問題はなさそうです。

また、心配だったシャッター精度ですが、こちらは恐らく極端な性能の劣化はなさそうでした。

ただ、気になったのは露出計。

今回撮影の際にオレンジフィルターとISO200のフィルムを組み合わせましたので、実質ISO50相当のフィルムとして露出計を設定しました。
結果から言うと、露出計は少し劣化が進んでいて、露出計の結果をもとに撮影したら、全体的に1段ほど露出オーバーになるような具合です。

まぁこれもネガフィルムだったら特に問題になるような差でもないですし、
「ちょいオーバーくらいに」
というのは日頃からよくやってます。露出補正で+0.7とかかけてるような状態ですね。

Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200

一番遅いシャッタースピードでは1/30秒程度のを試してみたんですが、

Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200

さほど酷い手ブレを起こすこともなしです。
二重像の縦ズレを調整しましたので、ピントもかなり合わせやすくなってます。

Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200

本体の露出計は参考値程度に使って、基本的に体感露出か単体露出計を使って撮る、といった使い方が良さそうです。

Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200

あと、日が沈みかけたくらいの明るさでこういう写真を撮ろうとすると、なかなかピントを合わせられませんでした。
これは慣れが足りないというか、二重像でピントをあわせるのが難しい被写体だという事も原因だと思います。

一方、明るい場所で遠景をとったりするのであれば、あまり細かいこと考えずにバシバシ撮れます。

Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200
Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200

レンズの高解像感はF5.6~F8くらいまで絞った状態が一番良いかもしれません。F16まで絞るのは、それこそド晴天の真っ昼間、屋外で撮る時くらいです。

Yashica Minister2 + Arista Edu Ultra200

細かいところまでしっかりと描写してくれて、なおかつ機動力は抜群。
シャッター感も良いし、総合点も結構高いと感じます。
使い方さえ慣れてしまえば、Olympus 35EDと同等に使いやすいカメラだと思います。

あまり馴染みのないメーカーでしたが、ヤシカ侮りがたし、でした。

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