お金とは?
前回、一番レベルの低い資産としてのおカネ、について書きました。
ライフプランなどの作成をお手伝いしていると
おカネの依存に浸ってしまっている人が多いことを実感します。
おカネの歴史と成り立ち、そして、今のシステムを知らないと
依存から抜け出すことはできません。
ですから
今日はお金とは?
ということで
まずお金の歴史から見て行きたいと思います。
元々は生活する中で欲しいものを手に入れる手段は
物々交換でした。
だだ、物々交換には問題があります。
貯蔵できない商品を持っている人は
安定して生活必需品と交換できないんです。
たとえば、サバを漁師の場合、大量に獲れたり、取れなかったりします。
でも、毎日のお米や野菜は必要ですが
大漁の時に沢山交換しても、そのモノは腐ったり、劣化したりします。
それでは、安定しないので漁を続けることを
仕事とできなくなってしまいます。
でも、そうなると
サバ好きの人たちはサバが食べられなくなってしまいます。
そこで漁師がサバを取り続けられるように
一旦サバをどう価値の腐らないモノに替えることができれば、
その腐らないモノを使って野菜やお米を必要な時に必要なだけ
交換できることになります。
つまり、その腐らないモノは
商品やサービスの価値の尺度を表す機能を持ち
交換を媒介する機能を持ち
貯蔵できる機能を持つことで
利便性が守られました。
それがおカネです。
その地域でこれをおカネにすると決めて
地域の人に合意が取れればおカネは成り立ちます。
この場合のおカネは貯蔵していても価値は変化しません。
もちろん、おカネ同士が交尾して子どものおカネを生むことはありません。
では、なぜおカネを借りたり、貸したりすると
利息が付くのでしょうか?
おかしくないですか?
交換の時の尺度だとしたら、利息を生むと、
この小さな社会ではモノやサービスとおカネは釣り合っているので
交換する商品やサービスの値段が下がることになります。
この理屈が貨幣を発行したらインフレになる、
という間違った貨幣認識を持つ原因になっています。
本来、モノの値段は需要と供給で決定され
欲しい人が多いのに供給できる商品やサービスが少なくなれば
値段が上がるんです。
通貨発行したら物価が上がる…わけないです。
因果関係的には言える場合もあります。
たとえば
政府が通貨を発行し、止めていたダム建設を再開しました。
多くの人たちがその地域にやってきて、仕事をし始めます。
旅館も賃貸不動産も満室状態。
スーパーも商店街も活気づき、売り上げが上がり購買意欲が高まります。
すると、需要が生まれ消費が進み、供給が不足気味になりますが、
生産性向上の投資をしてさらに供給を増やすとまた利益が上がり
給料もアップし、さらに需要が増加します。
そして、この地域では物価が上昇して行きます。
これが、通貨発行をした結果として因果関係的に起こったインフレです。
でも、観て頂いたら分かるようjに、物価上昇の原因は、
ダム建設による人口増加と消費の増加。
そしてそれによる収入増加で需要が増え、
それに供給側が生産性向上努力をしたからですね。
通貨発行だけして、そのお金を燃やしっちゃっても
このようなインフレになったと思いますか?
多くの人がこの通貨の量が増えたらインフレになる、
という偽情報にやられているんですね。
話がそれちゃいました。
なぜ、利息があるのか?
それは次回お話しします(^_-)-☆
ということで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた。
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