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飼いうさぎの壮絶な最期を見届けて気づかされたこと

2024年4月3日14時半頃
我が家の飼いうさぎ"はぐ"は、息を引き取りました。
あまりに壮絶な最期だったので、気づかされたことを書き留めました。


初七日に実感したこと

私の宗派は、命日を1日目と数えるため、4月9日の今日が初七日です。
あっという間の7日間、部屋の掃除はしたものの、ケージなどはそのままです。

不思議なことに、部屋に居ると、まだ彼の気配を感じるんです。

私は、以前に仏教の先生から教わった、とあるお話を思い出しました。
仏教では、亡くなってから次の生が決まる(輪廻転生)までに、七日から四十九日かかると説かれています。
次の生が決まるまでは、(この世ではない)宙ぶらりんな世界を彷徨っている、というお話です。

だから、彼の気配を感じても、何ら不思議ではないと実感しました。

飼いうさぎの最期は壮絶

まん丸お目めに下膨れω、モフモフぽんぽんに意味ないちっぽ…

そこに居るだけで、周りを平和にするうさぎさん。
その存在とは裏腹に、最期は壮絶すぎて見てられませんでした。

目を閉じたまま、お口をいっぱいに開けて、クーンと鳴き声をあげたんです。
うさぎには声帯が無いので、鳴かないはずなのに…。
(ネットでググると、鼻笛が鳴っているだけらしいが、そんなことはどうもいい。)

そして突然、手足を伸ばし体を反り返らせ、お目めをいっぱいに見開いた…。
その眼差しが、何か恐ろしいものを見ているように感じ、私は恐怖と絶望感で何もしてあげられませんでした。

再び目を閉じて、雄叫びのように上を向いて鳴いた後、スーッと何かが抜けていくように、彼は息を引き取りました。
ペットが亡くなることを、虹の橋を渡るとか言いますが、現実の死は生易しいものではないと感じました。

ペットとの別れを勝縁にする

ペットとの出会いには、必ず別れが訪れます。

分かっているつもりでも、普段の生活では忘れてしまいがちです。
そして、ある日突然、別れの時を突き付けられ、慌てふためく…。

人間って愚かな生き物だなと、つくづく思いました。

我が家の"はぐ"とは、12年も一緒に暮らしましたが、思い返せばあっという間でした。
彼は、命の儚さと死の恐怖を、壮絶な最期という形で、私に伝えたんだと思います。

今はまだ、ショックと喪失感で泣いてばかりだけれど、今日は初七日だからと思い、何とか書き留めました。
残された私は、彼からのメッセージを勝縁にして、今後の人生に活かそうと強く思います。

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