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社会人5年目にうつになった話 #6 人材業界はブラックなのか

こんにちは、ひのたろうです。
今回はうつになってしまった僕が、人材業界はブラックなのかを考察したいと思います。
ただし、僕は一社しか経験しておらず、他の会社については話を聞いたことがある程度なので、あくまで参考程度にみてください。
これから就活を行う皆さんの参考になれば幸いです。

長い労働時間!

人材サービスは労働集約型のビジネスモデルなため、どうしても労働時間が長くなりがちです。
例えば、人材紹介や人材派遣のサービスについて考えてみると、
①求職者の方とコンタクトを取り、希望条件等をヒアリング
②条件に合う求人をピックアップし紹介
③興味が持ってもらえた企業に連絡し書類選考
④通過したら面接日を双方と調整
⑤面接前に求職者と対策や不安な点などを解消
⑥面接後、企業、求職者双方に意向や所感、結果を確認
⑦次の選考の日程を調整
⑧内定が出れば内定承諾意思を確認
⑨内定承諾なら企業へ連絡し入社手続き開始
⑩入社日や入社後1ヶ月に双方に連絡し定着のフォロー
ざっと書き出しても、1人の成約にこれくらいの業務があります。
もちろん、連絡がうまくつかなかったりもするので、その場合はスムーズにいかないことも少なくありません。
また、求職者の方は働いている人も多いため、希望の連絡時間が夜の方もいます。
これだけの業務があるので、働く時間が長くなるのは避けられません。

高くない賃金!

新卒初任給では25万(東京)とかも出てきましたが、それでも年収では300万くらいが平均でしょうか。
各社の制度次第ですが、比較的昇格や昇給は早いです。
そのため、二年目や三年目でマネージャー(課長級)といった役職に就いている人も少なくありません。トントン拍子で進むと、3年目で450~500万円くらいの年収は目指せると思います。
そこから上となるとポストが空いていなかったりするため、頭打ちになるケースが多い印象です。飛び抜けた能力があれば、まだまだ上は目指せます。

ただし、給料体系も人材系は賞与がある企業もあれば、成果給を取り入れている企業、はたまたフルコミッションの企業もあり、正直バラバラです。
昇給以外での変動要素次第では、給料が低いままのリスクがあるので、しっかりと確認しておくことをお勧めします。

■賞与のある会社
人材系サービスは景気に大きく左右されます。
例えばこのコロナ禍だと、接客業の多くは採用を取りやめ、イベントの中止に伴ってデザイン系の会社も求人が減ったりしました。
人材の採用は景気に左右されるため、コロナやリーマンショックなどのインパクトがあると賞与は諦めたほうが良いでしょう。

■成果給のある会社
支給のルールをきちんと確認しましょう。
目標に対しての達成率なのか、全体の上位○%なのかなど。それによって競う相手が変わります。
もし全体の中での順位などであれば、競う相手の多くは先輩になります。その上で、自分が成果を出していけるかは確認しておいた方が良いでしょう。

■フルコミッショの会社
1番わかりやすいです。自分ができなければ終わり。
逆にとても高いパフォーマンスが出れば、年次に関わらず高い給料が期待できます。自信のある方はチャレンジしてみてください。

なぜ給料は高くないのか

単価が高くないことと、人の手がかかりすぎることが原因です。
人材紹介であれば、大体相場が成約した年収の30%なので、500万の年収であれば150万が粗利として入ってきます。
そこから販管費等を引いていくのですが、当然営業だけではなく、事務の人や集客の係りの人などもいるため、利益率は高くありません。
しかも、1人の営業が成約に割ける時間も限られているため、多くても月に5名くらいの成約がせいぜいです。当然そのためには良い人材や良い求人が必要になるため、その分の営業コストが発生します。
このように労働集約型産業のため、キャパが決まっており、賃金が上がりづらい傾向にあるのです。

機会には恵まれる!

ここまで、人材業界の悪いところばかり書いてきましたが、良いところは機会が多いことかなと思います。
シンプルなビジネスなので、年齢による成果の差は表れにくく、太客との確かなコネクションだったり、顧客を紹介してもらえるような人間性だったりが重要です。こういった力を身につけていくと、いろんな業界に詳しくなりますし、いろんなところに繋がりができます。
また、最近では採用手法が増えたことで採用に詳しいというだけで、いろんな仕事のチャンスがあります。真面目にやっていれば、職に困ることはそうそう無いと思います。

終わりに

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
ちょっと最近何を書いているのか分からないような記事が増えてますね・・。しっかりとクオリティを上げていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

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