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〔詩〕手当て

おでこにピタリ


意地張って

踏ん張って

ぴんと張った糸

フワリ緩んでいく


痛みも

悲しみも

不安な気持ちも


吸いとってくれた

大きな手


心地よい秋の日和

太陽のぬくもりと

左に流れては

また

右へと流れる雲の下


ずっと


ずっと


そうしていたかったけど


また今度って


手を繋いで



そして



手離した




実冬の文章や朗読がいいなって思っていただけたら嬉しいです。 お気持ちは、自分へのご褒美に使わせていただきます😊