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「長崎が遠い」とは、甘さが足りないということである。

2度目の長崎。
ハウステンボスも入れて良しとするなら5度目の長崎である。←ハウステンボス好きすぎ。
初めての長崎市観光は、ハウステンボス帰りにさらりと寄っただけでほぼ、印象に残らなかった。


長崎といえば南蛮から一番に砂糖がたくさん入ってきたことで、甘いお菓子が名物で、長崎のひとは甘くないことを「長崎が遠い」と言うらしい。

昔から主に姉の影響で、教会とかキリスト教の事柄…おはなしとか絵画にも、とても心惹かれてはいたのだ。
遠藤周作「沈黙」も何度も読んだし。

今回ふわりと長崎旅行が決まって、遂に念願の長崎市観光と相成りました。

ひとことで言うと、一瞬で恋におちました。
異国情緒漂う街、ほかの街にはあり得ないとてつもない坂道。
400年前からの信仰、そのうち250年隠れて脈々と続いていた信仰の気配。

とにかく、平和の像と浦上天主堂と大浦天主堂、出島は行きたい‼︎とリクエストしていたわたしだが、一緒に旅をする姉が
「ガイドブックに載ってる、日本二十六聖人記念碑に行きたい」
と言うので、わたし的にはまぁ時間もあることやし、行ってみる⁇程度の軽い気持ちで、まぁまぁすげぇー坂を登り記念碑を訪ねたのだ。

結果、この日本二十六聖人記念碑と資料館がわたしを長崎の虜にしてしまった。

ここに来ないと意味なかったやーん‼︎
という、衝撃すばらしい場所だったのだ。

資料館にはなんと一昨年「福者」となり地元で小騒ぎになった高山右近の活躍と像があって、
「わー縁があるんや…」と知らなかった事だらけで感動。
ザビエルの直筆とか、胸が苦しくなるほどの、ある空間もあった。す、すごい。

もちろん展示物や見事なステンドグラスは、ぜったい再訪を心に誓う素晴らしさ。

そして帰ってきて、地元の教会の高山右近像に
「長崎行ってきたんです」
と報告に行き(わたしはカトリック信者ではありません)
〜その日はバチカンからフランシスコ教皇が長崎に入られる日〜
教会のなかも見学に入り…すると、なんとなんと‼︎
この教会にも日本二十六聖人記念碑がーーっっ!
これまで2度ほど来たことあるのに!
認識してなかったのだ。
スゲェ。繋がってるやん。

京都で捕らえられ長崎までの道を歩いた二十六聖人をたどる記事を探したり、すっかり心奪われてしまった。

次はぜったい五島列島の潜伏キリシタンの教会に行きたいなぁ。
天草にも行きたいな。

添加物を使わずにつくっているから日持ちせず、福岡にまでしか出回らないという老舗「松翁軒」のカステラを、もちろんお土産に。
こちらは長崎がぜんぜん遠くない、しっかり甘い美味しさだった。

まだまだ長崎市内も全部観られてないので、また訪れることを誓って今回の旅は終了となったのだ。



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