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日本が二季化してるらしい~情緒も何もあったもんやない。

暑いね。
温いではなく暑い。
まだ湿気ないから夜は涼やかだけど。

春と秋が短くなっている。
体感的にもそれを確かに感じる。
四季ではなく二季、なんて言うらしいが。
兄貴のニキではなく(それはそう)。

春と秋はキャフン()に悩まされはするが、やはり気候としてはベストだし、何より日本人らしい四季の情緒というものは、春と秋あってこそというか、まさに春と秋に醸成されるものではないかしら。

白か黒か、ではなく淡く移りゆくグラデーション。
寒から暖、暖から寒。
「どっちつかず」かもしれないけど、そのたゆたうような空気感や色合いこそ、四季の醍醐味。

そうやって考えると、ネット世界の(に限らず?世の中の?)言説が日本でもだんだんと「白か黒か」「敵か味方か」みたいに単色に染められてきていること、この気候の変化とも無関係ではないのかな……なんてぼんやりと考える。

強引かもしれないけど、空気感や日々の生活、食事や衣服……とにかく「日常」が思考や発言、もっと言えば「生き方」に 影響を及ばさないわけがないんだから、あながち間違いでもなかろう。

春を愛する人は 心清き人
夏を愛する人は 心強き人
秋を愛する人は 心深き人
冬を愛する人は 心広き人

芹洋子/四季の歌

心広き人、が残るのは良いが、心強き人が半分を占める世界は少し生きづらい気がする。
心清き人と心深き人もいるからこそ、心強き人の良さも輝く。

桜舞い散る春も ひまわり耐える夏も
コスモスが恋する秋も フリージアの眠る冬も

The Yellow Monkey/太陽が燃えている

淡いはあわい(間)。
この曰く言い難い情緒、忘れずに持ち続けたいものである。
もちろん、肩肘張らずあくまでふんわりと、軽やかに。

なんか柄にもなく、真面目な投稿になった(照)。
まぁ春と秋は歩き飲みには最高のシーズンだから無くなったら困るんだよ!(照れ隠しの締め)

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