見出し画像

21 あなたは今どこで何をしていますか〜後から気付いた尊敬〜

既に経験したはずの過去を振り返って、
私は新しい発見をしました。
同じものを見ていても、昔の自分と今の自分とで、見えるものが違ったのが、また面白く感じました。

この間、ふと、今年卒業したサークルの先輩のことを思い出しました。
私がその先輩と関わっていた期間は2年間ほどでしたが、大学生活の中で私を最も成長させてくれた人の1人です。
物事を奥深くまで考えて、社会性、カリスマ性があって、今思い返しても、あそこまでの人は中々いないなと思います。

そんな先輩のことを、ふと思い出しました。
学校の先生になると言っていたあの人は、今、どうしているのだろうか。
学校で先生をやっている姿、子どもたちと一緒に授業を作り上げている姿、時に笑い、時に叱り、子どもたちと絆を深めている姿。
色々想像してみました。
そして、何となく、会いたくなりました。
話したいことが特にあるわけではありません。
ですが、何となく、またあの雰囲気を感じたい。
そう思いました。

あの人なら、どう考えるだろう。
何かに行き詰まったとき、そう考えたこともあるような気がします。
私が何かに困っているといつも、私よりずっと深くまで考えたその人が、「こうするのはどう?」と様々な案を出してくれました。
そうするうちに、段々と、ものの考え方というものが分かっていきました。
それに伴って私も、色々と考えたうえで行動できるようになり、出してもらった案でそのまま進めるのではなく、それと自分の考えとを比較できるようになりました。
その人の考えはよく、私とは違っていました。
しかし、私はその違いに、惹かれていました。
違っていたからこそ、惹かれるものがあったのかもしれません。

などなど色々考えて、「私はあの人を尊敬しているんだなぁ」ということに気付きました。
関わっていたときから、凄い人、頼れる人という認識はありました。
ですが、関わらなくなってしばらくしてから振り返ることで、そのときには自覚していなかった感情を感じることができました。

既に経験したはずの過去を振り返って、
私は新しい発見をしました。
同じものを見ていても、昔の自分と今の自分とで、見えるものが違ったのが、また面白く感じました。

あなたには、尊敬できる人はいますか?
あるいは、"いましたか"?

お読みいただきありがとうございました。
素敵な一日になりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?