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昔の給食はホントに美味しくなかったのだろうか~記憶の美化ならぬ劣化。

今日出勤中にどこからかクリームシチュー、それも小学校の給食で出たクリームシチューの香りがした。
周りには学校どころか家もない通りだったのだが。
不思議。

いくたびか書いてるけど、アラフィフ関西人である私。
クジラの竜田揚げも冷凍みかんも給食にあった世代。
ミルメークは(地域的に?)無かった。
米食はまだ始まらなかった。
牛乳は瓶だった。

当時給食は別に不味いとは思わんかったけど、特段旨いとも思わなかった。
カレーやシチューは嬉しかった。
まぁ子供舌だからね。

まさにこの「子供舌」だからこその記憶の美化や劣化(悪化?)ってあると思うんよ。
特に給食については。

10年以上前、子供たちが通っていた小学校で「給食試食会」なるものに参加した。
定期的にやってるんだけど、なかなかタイミング合わなくてやっと参加できた(567前だったから今もやってるかは知らない。そもそももう子供たち小学生じゃあないから行けないw)。

うちは大根で有名な区(まぁ練馬ですw)なので、給食にも時々メニューに出てくる。
この日もサラダになってた……と思う。
当時のTwilog掘ったけど写真撮ってなかったので自信ない(苦笑)。

値段のこと考えたらそれなりに美味しかった。
「子供の頃食べた給食より美味しいかも!」とも感じた。
まぁ実際色んな努力や進化の結果、実際美味しくなってる面もあるんだろうけど、改めて考えるとそれってこちらが「オトナ」になったから、ってのが大きいのでは、と今になって思う。

色んなもの(それこそ旨いものも不味いものも)を食べてきた経験。
「オトナ舌」になったから、余程のものでもなければ「美味しく」頂くことができる。
更には給食には「安価で栄養バランスを考えた」メニューを作る大変さ、があるってのを頭で理解している。
だとすれば勢い、贅沢なことは言えんよな、という気持ちで(意識してるかしてないかはさておき)臨む。 

あとまぁ「きっと今は当時より旨くなってるんだろうなぁ」というバイアスも絶対ある。

そんなこんなで「今どきの給食はそれなりな美味しいよね」という感想が出来上がる。

要は厳密に比較しようと思ったら、私が当時(今から遡ること40年以上前←)食べていた給食と、今の(これですら試食会から10年間経ってる)を同時に並べて食べないとフェアじゃあ無いよね、って話。
無理な話なんだけど。

あ。
試食会の時の食器はプラスチックでそこには時代を感じた。
私の時?
もちろんアルマイト、先割れスプーンよ!(大声)

そう言えば「給食カフェ」とかレストランとか居酒屋、とか時折見かける。
これこそ「美化された」給食の極みだよな……。
絶対リアル給食みたいな値段で作ってないだろうし(笑)。

そもそも給食なのに「居酒屋」ってなんだよ。
ある意味言語矛盾やん!www

でもクジラカツで酒キメるのはありよりのありというか優勝だな(チョロい)。

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