【ご報告】転職しました。
突然ですが、9月末をもって新卒からお世話になったコスモスイニシアを退職し、10月からYADOKARIに入社しました。
「世界を変える、暮らしを創る」をVisionに掲げ、行政やデベロッパーなどと一緒にまちづくりや遊休不動産の開発・企画・運営、エリアブランディングなどを行っています。
あらゆる出来事が重なり、このような意思決定になったので備忘録兼ねてnoteに残します。ぜひ最後まで読んでいただければ嬉しいです。
先に辞めることを決めたわけ
実は先にコスモスイニシアを辞めることを決めました。辞めます、と上司に伝えたタイミングでは次の転職先などは決まっていなかったのです。
よっぽど当時の仕事や会社が嫌だったんだね、と思った方がもしかしたらいるかもしれませんが、そんなことはまったくなく。
コスモスイニシアの仕事は、もちろんしんどいことも悲しい気持ちになったこともありましたが、信頼できる人たちと時にはぶつかりながらお仕事が出来ていましたし、同年代と比較してももらえている方のお給料水準で働きやすさも抜群だったので本当に恵まれている環境だったと思います。
じゃあなぜ辞めたのか。
話が長くなるんですがお付き合いください・・・笑
ー立ち止まる勇気を知るー
ここ半年間は「このままではいけない」と感じるような自分の壁に大きくぶち当たった日々でした。
この記事でも書いたんですが、仕事が上手くいかないことがあるとメンタルが落ち込んでしまうことが続き、メンタルのブレがとてもありました。
今までは頑張らないこと・休むことは悪である、と強く固定概念があったんですが、それは自分が何かから置いていかれたくない。できないやつだと思われたくない、という焦燥感からきているものだとわかり、立ち止まる、休む勇気を持とう!と決意できました。ここにまず気づけたことは、コーチングとの出会いから大きく受けているんだと思います。
ー本当の自分の願いに気づくー
今年にパートナーができて、28になる歳なこともあり、急に結婚や出産などのライフイベントも視野に入れてキャリアの選択をしていかねばという実感を感じていました。
私は子供が好きだし、結婚もしたいと昔から思っていたからこそ、絶対今の会社にいた方が出産後も働きやすいよなーとか、給料下げたら自分だけじゃなくてパートナーにも負担がかかるの嫌だなとか考えると、知らず知らずに自分自身で身動きできない状態になってしまっていることに気づきました。
そんなことをパートナーに相談もせず、一人で勝手にもんもんと考えていたのですが、それをパートナーに正直に打ち明けてみると、「一旦会社辞めてみて見える世界があるよ」「なんとかなるよ、俺がそうだったから。」と。言ってくれた途端、自分の内側から「本当はZaPASSの仕事も思いっきりやりたい」「本当はもっと毎日ワクワクして生きていきたい」と出てきました。
怖さや不安もあるけど、それ以上に自分の心が動くものに従って生きていきたい。改めて自分自身の本当の願いに気づきました。
ー決断した爽快感と、一抹の不安ー
決めてからは、これからまっさらな場所で新たに自分の人生をスタートさせることにワクワクしていたし、何かが吹っ切れた感じもあったので自分の中では納得感をもって決断できました。でもどこか、同じ職場の同僚に対しての後ろめたさを感じてた。それは、すでにアサインされていた仕事を途中で投げすことになるので、周囲に迷惑をかけてしまうこと。そしてこの1年間思う様に個人として結果を残せなかったまま辞めるのは「逃げ」になるのではないか、という不安。
もちろん、迷惑をかけてしまった人はたくさんいたと思います。
でも、その迷惑をかけてでも自分は今の抱いた思いを貫きたいと思えた自分のわがままを優先したい。その中で、これは「逃げではない」という自分と、いや「逃げている」と話す自分と2人いて、戸惑いつつもこれでいいんだ、と自分に言い聞かせてました。
ー本当の意味で、そのままの自分を受け入れるー
そんなとき、採用当時からお世話になっていた先輩と、この1年ずっと一緒に頑張ってきてなんでも話せる同僚とご飯にいったことが大きな転機になります。この1年ずっと悩みながらも話を聞いてくれた2人に、今の自分の気持ちや考えていることを話す中で、かけてくれた言葉がありました。
「完璧主義って言ってるの都合いい気がする。私には全部中途半端に諦めて、次に移っていっているように感じるよ」
はっとした。
めちゃくちゃ、本質のところを突かれて辛くて、最初は突っぱねたくなったけど、この心の反応がそこが核なんだと言っている。本当にその通りだと思った。
自分で出来なかった、と認めることが嫌だっただけだ。
出来ないと自分も、まわりからも言われたくなくて、出来なさそうなものへの注ぐ力を少なくして、他のことで紛らわせてた。
私はずっと、学生の時から「出来ないとここにいる意味はない」という強い思い込みがあった。
小学校にしてたサッカーでは下手だったから、ボールが回ってこないしこのコートにいてもいなくても一緒だな、と思って虚しくなったあの感覚。
そこから、何事も努力しないと。ここにいる意味を見出さないと。いてもいなくても一緒だと思われるのが怖くて、必死に「役に立てる人間」になるように頑張ってきた。
社会人になってからも、営業という立場だからこそ目標を達成できないと意味がない。他にどんなにチームに貢献しようが、いろんな取り組みを企画し推進しようが、結局数字に繋がらなければ意味がない。
そんな風にずっと自分自身を奮い立たせてきたけど、結局個人で数字を追いかける重圧に負けて、そこ以外のことで必死に自分の居場所を求める様にやってきた。
ああ、自分って本当にそうだな。と思ったとき、落ち込むのかと思いきや、何故だかいきなり元気になった。それまでずっと、自分はもうダメだと落ち込みきっていたくせに。
「こんなに率直に愛のある言葉をかけてくれる友人がいることって本当に有難いなあ。」とじんわり胸が熱くなった。
でも、こうやって人に恵まれているのも私の一種才能でもあるよな、となんだか急に思えて、こんなダメダメな自分でも愛してくれる人がいて、このままの自分でもいいやん!って思えた。
頭の中ではずっと自覚していたことだったけど、人から言われてやっと受け入れたくなかった事実を心でも受け止められるようになった気がする。
だからこそ、前向きに新しい環境で自分自身の声に従って生きよう!と気持ちよく決断できました。
田町のスペイン料理屋さんのイカスミリゾットを食べて、お歯黒で泣きながら笑ったあの瞬間は、なんだかドラマのワンシーンみたいだったな。笑
この日は一生忘れられない日になる。そう帰りの電車で強く確信したのを覚えてる。
YADOKARIとのご縁
当初は仕事を辞めて、ゆっくり3ヶ月間くらいは休もう。失業手当ももらおうかな〜なんて考えてましたが、バッチリ有給消化で2ヶ月弱もお休みもらっていたので、早く働きたいなーと思う様に。
業務委託で複数社でお仕事もらいながら働こうかな、とも考えていた中でwantedlyでたまたまYADOKARIの求人を見て「面白そう!」と気軽に面談希望の連絡を送ったことがきっかけです。
暮らしに関わる仕事をしたいという思い。
様々なプロジェクトを行政からデベロッパーなど多様な関係者と一緒にお仕事ができる環境。
そして、何より目指しているビジョン「世界を変える、暮らしをつくる」に自分もワクワクしたこと。
そこから選考の中で、価値観のすり合わせを大事にしている点や人も素敵な方ばかりで、ここだ!とまた直感が働き、ジョインさせていただくこととなりました。
入社してちょうど1ヶ月経ちましたが、毎日とっても楽しいです!
まだまだこれからですが、少しずつ慣れてきて、ここで自分でどんなチャレンジができそうか考えて色々と実験してみよう!とそんな心意気です。
今までご縁があった方とも一緒にお仕事したいし、これからどんな出会いがあるかとっても楽しみです。
今はYADOKARIで正社員として働きつつ、引き続きZaPASSで複業としてお仕事させてもらっています。働き方がより柔軟にコントロールできるようになったので、ZaPASSのお仕事も少し余裕をもって取り組めるようになりました。コーチングでも継続的にご支援させてもらっている方もいたり、11月からも新しいお仕事する予定だったりと、相変わらず色々とやってます!
忙しそうと今までよく言われてきましたが、日常はめちゃくちゃ穏やかで。
ヨガしたり、散歩したり、お家で美味しいご飯をつくって食べたり。
暮らしを大事にできて心の余裕が少し出来てきた気がします。このバランス感を保ち続けながら、お仕事も頑張っていきたい。
個人としてもやりたいことに向けて、動き出していきたいと思っているので来年に向けて色々と準備していきたいなーと。
おわりに
ダラダラと書いてきましたが、自分にとっては転機となる大事な意思決定でした。でも決断しちゃえば、そんなに大したことじゃなかった。だいたいはなんとかなるし、人間は対応する生き物だなと。
その中で、自分はどう生きたいのかを問い続けて、叶えたい未来のためにどう行動するかで確実に変わる。と感じた。
そして、あらためて、この場を借りて感謝を。
この期間、本当に多くの人が話を聞いてくれて、励ましてくれたり時には厳しいFBをくれたり、いつでも話聞くからねと声かけしてくれたり。本当に周囲の人に支えられているなと強く感じた期間でした。
ここに全てを書き切れないくらい。
ちゃんといただいた恩を返せる人間になる。
胸を張って自分の人生をまっとうする。
そんな思いを胸にこれからも生きて参ります!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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