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若さで負けた!?


これは、とある日の、部署で毎月二日間かけて行う定例会議のときのこと。
私の担当パートが終わり、次はHさんの番、というところで、上司Yさんがこう言った。

Hさんは、明日やることにしたよ。
ベッケンバウアーだから。

ミ「え、あ、はい…」

べっけんなんちゃらって、なんだろう。とは思ったが、輸入関連の仕事に携わっている部署なので、横文字にはあまり違和感を感じなかった。

が、なんか怪しい。
ベッケンバウアーね。わかる?意味。
とか、わざわざ聞いてきた。

ミ「えっと、ドイツ語…?」と呟くとYさん、なんだか楽しそう。

ここでやっと察した。
Yさんが意味ありげな顔で強調して話すときは、大抵親父ギャグ的な要素がある。

…あ。わかった。

ベッケン=別件

バウアーは知らんが、とにかく別件があるから今日は会議に出られないという意味だろう。

あ、わかりました…と言うと、わかったかぁ〜、昔はよく使ってたんだよなぁ。と笑いながら返してきたので、おそらく正解。


これが所謂「おじさんビジネス用語」なのだろうか。
まぁ、こういうの好きだけどね。だから周りから「ミフィ子さんは、昭和みがあるよね」とか言われるのかもしれない。


ちなみに、Yさんの周辺だけではなく世間一般的にも使われていた言葉なのか気になり、こっそり「ベッケンバウアー」と調べてしまった。

ほぅ、ドイツの元サッカー選手らしい。
ドイツっていうのは、一応当たっていた。

でもその下に検索予測で
「ベッケンバウアー 意味」なるものがあり、これはもしや!と、さらに検索。すると。

何、これはおじさんではなく若者用語らしい…
私の周りの同世代には、使っている人はいないのだけど。

私がザ・親父!と思っていたYさんのほうが、実際には私よりも若かったのであった。
そういえば、Yさんは娘さんの影響で、YOASOBIの曲など聞いているとも話していたような。

よし、ここは開き直って(?)昔のことだけではなく、今時のことも上司から得ていくとしよう。

ミフィ子🐰

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