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サウナについて

年々、暑さが堪える歳に近づいているような気がします。
ジメジメした季節になってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日はサウナ回。私がこよなく愛するサウナの全てを吐き出していきます。

読者の皆様はサウナについてどのようなマイナスイメージをお持ちでしょうか?
「息が苦しい」
「オッサンが行く場所」
「水風呂に入るのがわけがわからない」
「拷問」
「無理」

こんな感じでしょうか。まあ、そうおっしゃりたくなる気持ちはわかります。
サウナー全員も上記のようなことを思わなくはないです。サウナを心の修行のように感じることもありますので。

それでは何故、私はサウナに行くのか。

答えは簡単。「整う」感覚を得る為に他なりません。
今でこそサウナー用語だけではなく一般的にもこの「整う」という言葉は浸透してきてはいますが、皆さんは具体的に整った状態をご存知でしょうか?

基本的に整う状態になるのは外気浴時。
サウナで熱された身体が水風呂に入ることで急冷されますが、水風呂から出た瞬間に冷たい身体が徐々に体温を取り戻し、血流が全身をめぐって、身体の力がゆっくりと抜けてフワフワした快感が全身に流れます。
頭がクリアになり、雑念が飛んで深いリラックス状態に落ちて行く感覚。

これが「整う」状態です。

原理は以下のようになります。

一般的に整う理由には温冷浴効果が挙げられ、身体を熱したり冷やしたりを繰り返すことで毛細血管が収縮。血液をポンプのように送り出すことで脳に大量の酸素が運び込まれ、その結果β-エンドルフィンやオキシトシン、セロトニン等の快感物質が分泌。
ディープリラックス状態を作り出し、
その結果「整う」
「サ道」第一話より引用

いかがでしょうか。この感覚を味わうことがサウナの醍醐味であり、真骨頂です。
流行ってるからなんとなく使っている用語というわけではなく、きちんとした原理があります。

あの多幸感、恍惚感、リラックス感は代え難いもので、
もはや中毒性があります。
サウナ最高。

サウナはアスリートに残された数少ない娯楽の一つ

アスリートは基本、競技の為に娯楽を犠牲にしなければ大成できません。
遊ぶ時間も、お酒も、恋愛も、人より削られることが多い立場です。

だからこそサウナはアスリート達にも平等な娯楽になります。
他の娯楽と比べるとお金も時間もかかりませんし、なにより身体に悪い要素はありません(諸説あるそうですが…)

試合が近づいた期間でも、練習内容がハードで身体が疲労しきっていても、試合の結果で頭がいっぱいになっていても、サウナだけには入れます。

いや、むしろ入った方が翌日の調子は良くなります。
身体の疲労と毒素が抜けて、ストレスすら軽減されます。「整う」ことで得られる費用対効果は、アスリートにこそ感じて欲しいものです。

また、サウナは純粋に自己と向き合う時間にもなり得ます。100℃近い高音の空間ではどんなに雄弁な人でも息苦しくて黙るしかなく、サウナーに与えられた静かな時間は自分のこと、最近のこと、将来のことに思いを馳せられる貴重な機会になります。

息苦しい密閉空間という状況で脳にバフがかかり、かなり哲学的なことまで思考します。

熱気の中で悶々と考えた末水風呂に入る瞬間、思考が整理されて心身共に整うというわけです。

というわけで、日々競技や仕事や私生活で疲労を感じている方、是非なんでもない平日にサウナに行って整えてみてはいかがでしょうか。

私のサウナ愛はまだまだ出しきれておりませんので、サウナ回もまだまだ続きます。

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