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内臓が動くとき

何のためにヨガを?と自分に問うたときに

「内臓を動かすため」と言っても過言ではない。

誰トク?な話だけれど、かなりデカい。


ヨガの練習を半年間〜1年くらい、サボっていた期間があった。
その時はそれで良いと思っていたし、
ヨガをしなくても身体の調子は良い!とさえ思っていた。
それ以上に大切なものがその時にはあった。
と、思っていた。

けれど、どんどん自分が自分から離れた。

自分自身にとって、どれほど必要なものだったか、離れた期間があったからこそ、わかったのかもしれない。綺麗事かもしれんけど。


久しぶりに
ヨガともストレッチとも言えないような動きをした。
その時に、ぐぅ〜〜ん、と
お腹の奥が動いて
(腹の虫とも違う、内臓が脈動するような)

「うわ、久しぶりかも」
「いったい、いつから内臓が動いていなかった?」と、その時初めて、気づいた。

もちろん生命活動は続いているわけで
内臓機能が不能ではなかったけど

自分の奥の、ほんとに微かな動きを
「いったいいつから、聞いていなかったか?」ということに、驚愕した。


そりゃあ、心や身体はボロボロになるはずだわ

何かを成したり
何かを得るよりも

自分の音に気づかないなんて
1番大切なものを手放していた。


てな感じで、それからは
今は、「自分のために」とかく「内臓を動かすために」ヨガをしている。

何かのために〜とか言ったら、ちょっとめんどくさいけど、実際のところそれも大切にしている。


内臓は生命の進化の過程の最初の姿「なまこ」だよ。

と、解剖学の師である野見山文宏先生から学んだ。

「なまこ」の動きはとてもとてもゆっくりで
ぬめ〜〜と動く。
ぬめ〜〜と動くには、暖かくて、リラックスする必要がある。
危機感や冷えを感じていたら、強張ってしまうから。

内臓、身体の深部の筋肉も一緒だ。

なるべくゆっくりと、じわーっと、ぬめ〜っとする。

身体をツイスト、お腹のあたりをゆっくりと捻ってみる。背骨を一粒ずつ動かすように。

呼吸を続ける。普通の呼吸で十分だ。

右にツイスト、

左にツイスト、

もぞもぞしながら
ただ、やる。

ぬめぬめしてくる。
お腹も鳴るかもしれない。

なんか、快感を感じたり。気持ちよさを感じる。
自分が動く感じ。


自分を内観するとか
身体と心を感じて、とか
ヨガではよく言うけど、

お腹の音を聞く、だったら
もう少し感じやすいかもしれない。


ちょっと話がそれたけど

内臓が動くとき、まさに自分が動いている。

それは、
とてもリラックスしていて
あったかくて

本当の動き。

一瞬だけど、本当のムーブ。


mieyoga のクラスは映えない動きが多いですが、身体の深部に響くかも?しれません。
西東京らへんで
月に数回、対面レッスンしています。


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