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スイミングコーチ必見 ヘルパー指導

皆さんはお子様の水泳指導において、
 ☑  足が下がってしまう
 ☑  推進力が出ない
 ☑ 多人数指導で、アシスタントコーチがほしい
などと感じたことはありませんか?

このnoteでは、こういったことの解決手段となる補助用具

ヘルパー

       「スイミングヘルパー」(以下ヘルパー)
の使用方法や、指導についての考え方をお伝えしたいと思います。
※あくまでもわたし個人の意見、経験則になります。所属団体等との関係はございません。

結論は、
「ヘルパーは重要な役割を担っているので、惜しみなく指導に取り入れる」
です。それでは、下記の内容をご覧ください。

1:ヘルパーとは

ヘルパーは上の写真のようにウレタン製の浮きのことで、背中やお腹に紐などで括り付けて使用します。
浮き球1個の浮力は2.5kgと言われており、お子様の身体で使用する場合
・体重
・身長
・泳力
に応じて、使用個数と装着位置を見極めて使用する必要があります。

また、写真のような紐の通し方の他に、一番左のような穴(円柱の側面)に紐を通すやり方をすると、身体への接地面積が増えることで、安定性が増します。商品によって穴が空いていない場合もありますので、その場合はご自身で穴を開けて使用することになります。

この他に、腕に装着する「アームヘルパー」という空気を入れて使用する浮具もあります。

2:ヘルパーの装着位置

では、身体のどの部分に装着するのが理想でしょうか?

それには、「浮心」と「重心」を理解しておく必要があります。次の図をご覧ください。

画像2

上の図は身長のちょうど半分の位置=重心を表しています。
天秤でいうと身体の釣り合いが取れているところです。

次に、泳ぐときの姿勢を考えてみましょう。

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