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親だって1年生

今年は久しぶりに桜が4月まで咲いていて、桜に彩られた入学式になりましたね。

我が家も下の子が中学校1年生になり、新生活が始まりました。ま、新生活って言ったって、この人の母親を12年やってきて、保育園の入園とか、小学校入学とか、色々な節目も経験してきた。上の子の中学校入学も経験している。だいたい、中学生は、自分で勝手に学校に通うんだから、こちらとしては、大してすることもなかろう、と思っていました。

思っていたのですが。
ちょっとした書類の提出。緊急連絡網の登録。新しく準備が必要なもの。とかとか、大した手続きでもないはずのものに、いちいち振り回され、気が付いたら、なんだか疲れちゃいました。

2回目の中学校入学でも、こんなに落ち着かなかったのです。お子さんが小学校に入学したみなさん、本当にお疲れ様です。
提出しなくちゃいけないものは沢山あるし、準備するものをどんな場面でどう使うのか想像もつかないし、分からないことを誰に聞いていいのかも分からなかったりして、本当に、疲れちゃいますよね。

子どもたちは、小学校(あるいは中学校)という新しい環境に飛び込み、新しい生活がスタートします。それと同時に、保護者の人たちも「小学生の親」「1年生の親」という新しい肩書を手に入れ、新しい生活が始まりますよね。

1年生なのは子どもたちだけではなく、保護者も1年生です。知らないことばかり。戸惑うことばかり。朝、学校に1人で送り出す経験も初めて。学校から帰ってきたお子さんの反応だって、初めて向き合うものかもしれません。

だから、疲れたって当然なんです。そつなくこなさなくても、いいんです。不安な気持ちを感じながら、子どもと一緒に、どうにかこうにか、やってみればいいんだと思います。不安な自分の心に気づくからこそ、もっともっと不安なお子さんの気持ちに寄り添えるのかもしれません。

子どもも1年生。親も1年生。
多少の不安も、分からなかったことも、小さな失敗も「過ぎてみれば笑い話」です。
何も分からなくって大丈夫、というところからスタートしてみませんか。子どもも、大人も。

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