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パパ達の育児交換日記(No29)

 第29号の担当は、「パパスマイル四日市」のペンネーム「ぜんた」です。

 我が家には、TVやゲーム機がありません。子ども達が見たいTV番組は、おばあちゃんの家で見ますし、大人はワンセグで見たりして工夫しています。ゲーム機を友達の家で遊ぶのは止めませんが、我が家には持ち込み禁止です。
 
 家の中にTVがないと、子ども達は場所と時間から自由です。遊びたい時は、お腹が減るまで遊んでいます。子ども部屋だけではなく、居間や寝室、台所までやってきます。家事などの大人の仕事に支障がなければ、好きにやらせていますので、ときどき面白い場面に出会います。

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 二男が小学校低学年だった数年前のことです。子ども達が「リコーダー」を吹いている音がしているなと思っていたら、兄弟そろって頭にタオルを巻き、籠の持ち手を腕にかけ、リコーダーを「ピーヒャラ、ぴーひゃら」鳴らしながらやってきます。何かと思うと「へびつかいです」といって、リコーダーの音に合わせて籠から蛇(ひも?)を出します。子ども達は、ひとしきり蛇使いをした後で引っ込んで、小道具を全部おいて戻ってきました。「パパ。へび使いが来なかった?」と聞くので「来たよ」と伝えると、「見たかったなぁ」と、大真面目な顔をしていいます。「残念だったねー」と言いながら笑ってしまいました。

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 またある時は、兄弟で「絶対にこないで。みないで。」と言って部屋にこもったことがあります。放っておくと、短パンの上にバスタオルを巻いてスカートのようにし、頭に飾りのついた帽子をかぶった二人が私の前に現れ、「初めまして。私たち女の子二人の兄弟なの。」といいます。お名前は?と聞くと、自分たちの名前の最後の一字を“子”に変えて答えます。姉妹のように「そうね。私たち仲良しなのよね。一緒にいると楽しいわね。」とおしゃべりをして、引っ込んでいきました。再び出てくると、「パパ。さっき女の子が遊びに来なかった?僕たち会いたかったのだけれど」といいます。「来たよ。もう帰っちゃったよ。」と言いながら、この時も笑ってしましました。

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 子どもがしたいことを「だめよ」と言うのは簡単です。兄弟の遊びたいことが違う時は喧嘩になりますし、ドタバタ走り回る時は、「外に行っておいで」と伝えます。でも、遊んだ後はするべき事をすることや、散らからないように気を付けるなど、最低限の決まりを守っていれば、アニメやゲーム等から離れ、のびのびと型にとらわれず遊んで欲しいと思っています。

これまでの「パパ達の育児交換日記(No1~No28)はこちらから↓
パパ達の育児交換日記

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