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車椅子を使うようになって見えてきたこと

駐車編

夫が車椅子を使うようになって、病院や仕事へ同行したり、そういった場面で駐車場を使うことがほぼ常になった。

初めて大学病院に自家用車で通った時に気づいたこと。
病院の車椅子を借りたのだが、車を停めた場所が遠くて車椅子を取りに行ったり来たりドタバタした経験がある。
初心者あるある過ぎ?
次からは車椅子専用スペース(正式名称は障害者用駐車場(障害者等用駐車区画)と言う)に停めさせてもらうことにした。

大きなイベントホールでの学会へ参加した時のこと。
駐車場の入り口で係員さんに「車椅子専用スペースは空いていますか?」と尋ねると、「今日は車椅子専用スペースを使われる方は全くいないので、全然空いていますよ。」と言われて、ラッキー!とばかりに安心して駐車場に入り車椅子スペースを探していくと、
最初の所には空き無し、
次も空き無し、
…どこも空いていない。
全然空いてると言ってたのにぃ〜。(日本語おかしいけどw)
仕方なく適当に駐車するスペースを探して停めた。幸い、うちの車がコンパクトな上、余裕のある駐車スペースでかつ隣に車が停まってなかったので、何とか車椅子を下ろして夫を車椅子に乗せることができた。

会場に着いてみると、車椅子を使っている人など1人もいない。目に見えない障害をお持ちの方か、ご高齢の方なのか。。。

きっと学会へ出るためでなく他の用事で停めた人達なのだろう。

これだけの駐車スペースが埋まるということは、車椅子マークの駐車スペースを利用したい人がとても多いということなのだよね。

車椅子って車から乗り降りするときに、車のドアを全開にして、車に対して斜めに車椅子を停めて乗り降りするので、その分のスペースが必要なんだよね。隣の車に傷つけちゃっても困るし。
だから車椅子マークの表示のあるスペースって広いし、エレベーターに近かったりするんだよね。

実際に使ってみると、漠然と車椅子を使う人が利用する為に広いスペースなんだと思っていたことが、はっきりとこれだけのスペースが乗り降りに必要なんだと分かる。

申請していた駐車禁止等除外標章(身体障害者等用)の交付を受けた。
どこでも車を停められる訳ではないが、これで、目的地の出来るだけ近い場所に車を停めて行動できる可能性が持てた。


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