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卒業式

昨日は一人娘の大学の卒業式でした。🌸

自宅から大学までは片道2時間半かかるので、早起きして大学に行った娘を見送った後、
何ともいえない感情になりました。
このご時世なのか学生以外は校内に入ることはできず、「式典の様子はライブ配信で」という卒業式。

4年前、大学に無事合格し、サークル活動やアルバイトをしたがっていた娘は一人暮らしを希望し、初めて親元から離れる時に普段はクール
なのに涙を見せた我が子。
普段、自分の事をあまり話さないのに、自室に
「私はパパとママの子供に産まれて幸せです」と書いた手紙を置いていった我が子。
2年の途中で一年間北欧に留学することになり、帰国して半年後にはコロナ禍のためリモート授業で大学にほぼ行けない状態に。
就活もこのご時世なかなか厳しく、うまくいかないその苛立ちからか再び反抗期のようになり私とはすぐに喧嘩したりもあったけど、やっと内定をもらえ、何やかや振り返ると濃い4年間の大学生活だったように思います。

親の役目は子供を自立させ  
社会に送ること

私はずっとそういう考えなので、
昨日でとりあえず、親としての役目は
終わった気がします。
ここまでの道のりは長くもあり、短くもあり。
産まれた時にあんなに小さかった人間が
大人となって社会人になるのは、母親としては不思議という感覚です。

あいにくの悪天候で大雨だったのですが、
夫と大学まで式終わりの娘を車で迎えに行き、
コロナ禍のためずっと会うのを控えていた
両親に挨拶に行きました。
娘には卒業、就職のお祝いをもらい、
そして、私と夫にも
「二人共今まで子育てお疲れ様でした」
とお祝いを頂きました。
その母親の言葉がじ〜んと胸に響きました。

子供がまだ2、3歳の大変な頃、マンションでの密室育児で、母子だけの育児のプレッシャーに潰されそうになっていたあの頃、
『明日子供が中学生になっていれば良いのに』
と思いながら毎晩眠りについていました。
今考えれば、今考えるからこそ
あれほどかわいくて、毎日に子の成長を感じられるあの時を思う存分楽しめば良かったと
後悔して止みません。

保育園の卒園式、小中高の卒業式、それぞれ
先生や友人のスピーチに涙したこともあった
けれど、校内にさえも入ってない(ライブ配信の式典も観ていない)昨日の卒業式が、育児において一区切りになり、自分には一番感慨
深いものだったように感じます。 

今までお母さんとしてがんばったやん、私。

子供が巣立ったら、後は自分のために残りの人生を生きたいと思う所存です。
まだ続くコロナ禍、そして日々年には勝てないと感じる事もありますが、毎日できるだけ笑って過ごせる何かを見つけるべく、新たな一歩を踏み出したいアラフィフの女。 



最後までお読みいただきありがとうございました。


みぃみ

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