見出し画像

史上初の「世界バスケットボールデー」世界の動きまとめ🏀~後編~

2023年12月21日、史上初の「World Basketball Day」を世界がどう祝したか、について昨日書きました。

https://note.com/miekajika/n/n4317fa80ac8d

今日は、世界の主要バスケットボール団体以外の動きも含めて、ズームアウトした感じで、もう少し世の中の動きを追ってみたいと思います。

1)英国バスケットボール協会

英国って、バスケ界ではあまり聞かないと思いますが、さすが18世紀に世界を制した国、内容のきちんと感がすごいです。

その構成は、こんな感じ。
1Q:バスケットボールが、国連に記念日認定された初のチームスポーツとなったというファクト(国連の公式記事へのリンク付き)
2Q:UN決議文にある記述を引用してバスケットボールの力について紹介
3Q: FIBA事務総長のコメント引用
4Q:  「世界バスケットボールデー」が設立された経緯

最後の「あなたはどんな風に祝福しますか?」という問いかけで終わっているのも素敵ですが、私はとくに4Qが気に入りました。友人等から、この”偉業”のきっかけが デイビッド・ホランダー教授の著書『 ‘How Basketball Can Save the World’. 』であったことは知っていましたが、改めてそのことを紹介しているバスケ関連団体のオウンドメディア記事は他にほとんどなかったので。

その著書『バスケットボールはどう世界を救うことができるか』は、タイトルにある通り、バスケットボールが平和や理解、協力を促進するための推進力になり得ることが議論されている内容ですが、ホランダー教授は、大学で同じタイトルの授業コースを教えていらっしゃるそう!授業でマイケルジョーダンやヤオミンが出てくる(!)なんて、ワクワクしますよね。もちろん、絶大なる競技人口&ファンパワーをもつバスケットボールが果たすべき平和のための外交的役割についても学べるようです。是非受講したいっ!

英国バスケットボール協会のタイミングと的を得たほぼ完璧なプレゼンテーションに感服です。

https://www.basketballengland.co.uk/news/2023/world-basketball-day-celebrating-the-unifying-force-of-the-world-s-greatest-sport/

2)ニューヨーク大学

その、ホランダー教授が教鞭をとるニューヨーク大学も、公式サイトに記事を公開しています。

こちらではもちろん、彼が主役!

のはずですが、女子バスケ部のエースガードとの ”NYU” 勝負の結果は???

▼是非、映像を見てみてくださいね。

当日、国連NY本部で、ホーランダー教授の他、最も影響力のあるバスケットボール選手の一人、ジュリアス・アービング(Julius "Dr. J" Erving)氏も参加して開催された「バスケットボールと平和」のセッションについても、紹介されています。

年末年始は、是非この「How Basketball Can Save the World」を拝読したいと思います。

PS: 「NYU」は、米国で親しまれている「HOOPS」という、シュートを失敗した時に、「HOOPS」の文字ひとつずつを綴っていき、HOOPSになったら負け、という遊びをNYU風にもじったものと思われます。

3)YMCA

世界でバスケットボールが最初に開催されたのが、マサチューセッツ州スプリングフィールドにあるYMCAであったこともあり、YMCAの公式サイトにも特設ページらしきものが。。。

一瞬、FIBAやアスリートのインスタグラム投稿が並んでいるだけか、と思いきや、さすがYMCA様、写真の希少性が半端なく高いです:)

4)22 News

米国のニュース映像に、国連での「バスケットボールと平和」のセッションのニュースがそのまま報道されていました。国連NY本部の映像とともに始まる、国連本部でのバスケ関連会議のニュースって、個人的にしびれます。

来年は、日本のメディアも是非こんな風に報道して頂けたら嬉しいな~

5)Japan Forward

「世界バスケットボールデー」をご紹介頂いた日本のメディアも、英語なら、あります。あ、知人の記事だ。エドさん、グッジョブ。

エドさんはオンコートの記者ですので、オンコート情報も盛り込まれていますね。SNS発信はJBAの投稿ではなく、タグづけされただけのものと思われますが、記事発信されているだけでもありがたいです。

来年は、日本語のメディアにも期待したいです。

以上、いかがでしたでしょうか。落ち着いてリサーチできていないので、もしかしたら他にも好事例があれば是非教えてください!

最後に、おまけでこんなものもありました。

プレスリリースの配信で有名な PR TIMES さんの「バスケットボールの日」を広報にどう活用するか、についてのアドバイス記事です。

こちらは「世界バスケットボールデー」というわけではなく、従来の「バスケットボールの日」に関する内容ですが、記念日の説明だけでなく、

”毎年「バスケットボールの日」には、同委員会がオリジナルグッズを製作・頒布したり、イベントを開催したりといった活動を実施。バスケットボールに関わっている方や、スポーツ用品を取り扱っている企業にとっては、特に広報PRに有用な記念日といえるでしょう。”

などの広報の視点から見た活用アドバイスもあります。

是非、PR業界の皆さまにも。「バスケットボールの日」は今年から国連認定付きの「世界バスケットボールデー」にグレードアップしたことを届けたいですっ そして、今後、様々な連携が生まれることを願っています。

日本にいると、国連までもが認めるその世界的影響力は現状まだあまり感じられないかもしれませんが、「世界バスケットボールデー」が、バスケファンにとって、世界の仲間を信じて頑張る日、にもなるといいな、と思います。


最後までお読みいただきありがとうございます。サポートいただけましたら、DV経験のある子どもたちのためのスポーツ活動に大切に使わせていただきます。