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嘉門達夫ベストテン

私が大学生になった頃、カラオケは一曲100円でスナックやバーで歌うものから、専用ボックスが誕生し、分厚い辞書のような収録曲リストをめくって、歌いたい曲があるかどうかを探すというように変貌を遂げつつありました。

そんな変化の過程で、それまで人前で歌うなんてのは中学高校の文化祭の合唱コンクールでしか経験がなかった私σ(゚∀゚ )

今でこそカラオケの帝王と呼ばれる私(←誰が何処で www)ですが、初めていわゆるカラオケボックスに行ったのは、大学2年になろうかという時、吹奏楽部の1つ年下の後輩に誘われたのが初めてです。

今でも最初に歌ったのは「雪国/吉幾三」だったのを覚えてますよ~🎤

その時の原体験が元で、一発でカラオケにハマった私は、普通のヒット曲も覚えると同時に、ウケる歌もレパートリーに入れようと、企むようになりました。

そんな時に「替え歌メドレー」で一気に国民的人気者に伸し上がったのが、嘉門達夫師です。

元々嘉門達夫さんの存在は存じ上げていたんですが、一部のマニアックなファン層にしか知られていない存在でした。

なので一気に売れて平成4年の紅白に出場された時は、感涙を禁じ得ませんでしたよ( ノД`)

そんな嘉門達夫師の名曲(迷曲?)から、私がカラオケで定番にしている曲、10曲をセレクトしてみました。今回も順位付けが非常に難しいため、私が出会ってきた歴史を遡って、ご紹介したいと思います。


①「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」

初めてこの曲を聴いた時は、あまりの矛盾点突きまくりの歌詞に、嘉門氏は業界から消されるんじゃないかと思いました(;´・ω・)

当時、テレ朝系では水曜スペシャルという90分枠の番組を持っていて、その枠でたまにプロレスの特番も入ったりしていたのですが、抜群の人気を誇っていたのが「川口浩の探検隊シリーズ」です。
ワザとらしい大袈裟なジェスチャーで、秘境を旅し、こんな未開の地があったとは…とドキュメント風に紹介していくんですが、これがまたマニアの間では矛盾がある、おかしいと言われ続けていたんですね。

そんなマニアの声を集めて出来上がったのがこの曲!

これは傑作だ!と私も思ったのですが、同時に嘉門氏の身の安全を心配したものです。

私が中学生の時に出会った歌なのですが、今でも聴いたら爆笑必至です(* ´艸`)
是非聴いたことがない方、聴いてみてください!


②「タンバでルンバ」

これは一体何なんだ?と思われたかと思います(笑)
「タンバ」は「丹波哲郎」、「ルンバ」は曲調の1つです(ワルツとかマンボとかと同じ類)。

昭和後期に、Gメン75で渋い刑事役をやっていた丹波哲郎さんが、突然霊界と意思疎通出来たと言い出し、色んな本を出版したり全国各地を講演行脚したりと、不思議な活動を開始されたんですね(^_^;)
そんな丹波哲郎さんをパロディー化して歌ったのが、この曲です。
今の通信カラオケにこの曲があるかどうかは分かりませんが、この頃から嘉門達夫さんのパロディー精神は発揮されていたという証明みたいなものですね♫


③「替え歌メドレー」

嘉門達夫さんがマニアの支持を得ていた頃から知っていた私は、替え唄メドレーで遂に一般層へと知名度が広がったのが嬉しかったですね(≧▽≦)

最初に替え唄メドレーの原形を聴いたのは、日曜の夜10時日テレ系で入ってた、「おしゃれ30」です。
古舘伊知郎さんと阿川泰子さんが司会していた覚えがあります。
そのゲストに嘉門達夫さんが呼ばれ、初めて聴いたのが

「キャーラメル拾たら箱だけ〜」

私は1人暮らししていたアパートで声を上げて爆笑し、早期CD化📀を切望しました。
反響も大きかったんでしょう、程なくCDが発売され、第2弾、第3弾と続いていきました。

今回貼ったYou Tubeは、その3つがまとめられたものです。
しばらく聴いてなかったので、久々に聴いたらやっぱり面白かったです(✯ᴗ✯)


④「勝手にシンドバット」

私が学生時代の十八番にしていたのが、サザンの勝手にシンドバッドを改造した、嘉門達夫バージョンの勝手にシンドバッドです。
その頃はまだ嘉門達夫バージョンの勝手にシンドバッドは流通していなかったので、私はこの曲の歌詞を必死に覚え、カラオケに行った際にはサザンの勝手にシンドバッドを入れておいて、いざ始まったらこの嘉門達夫バージョンの歌詞を歌うということをやっていました(笑)←その情熱をもっと別の所へ活かせってば👊

さてこのリンク先では、嘉門達夫さんによる解説が冒頭に入っています。解説をすっ飛ばして曲をすぐ聴きたい場合は、2:35まで進めて頂ければ曲が始まります♫


⑤「鼻から牛乳」

これまた嘉門達夫の代名詞的な曲…と言えるのかどうか分かりませんが…ネタですね(^_^;)
原曲はクラシックの、バッハ作曲による「トッカータとフーガ ニ短調」です。
この曲が世間を賑わしていた頃、音楽の授業で「トッカータとフーガ ニ短調」を扱わねばならなかった先生方は、苦労されたことでしょう、きっと。
歌詞としては、バージョンアップするに連れて段々子供向けから大人向けになっていってるので、たまに気まずい場面が出てきたりするのが、要注意ポイントです☝️⚠️


⑥「ハンバーガーショップ」

この曲も初めて聴いた時は大爆笑したんですが、今ならパワハラだ❗と言われかねない歌ですね💦

最初はハンバーガーショップの店員の粗探しをする嫌な客、後半はお客さんに睨みを効かせる嫌な店員をパロディーで歌っています。

このご時世、本当にこんな客がいそうで、ちょっと怖いですね(^_^;)


⑦「デュエット替え歌メドレー」

貼り付けたリンクの映像には、タイトルらしき文言は何一つ入ってませんが、2:40頃から、歌が始まります。
浅田美代子さんとのデュエットなんですが、MVに出て来る浅田美代子さんはなんか可愛いので、それだけでもお得感がありますが、この曲、ハチャメチャなんです。

「途中で歌が変わるシリーズ」というのを盛り込んでまして、2つの違う歌を強引に繫げているんですけど、「花〜嫁は〜……タイガーマスク」とか、もはや歌ではない😅
嘉門達夫さんの大暴れを是非是非聴いてみて下さい❗


⑧「ひとりぼっちのクリスマス」

これは⑦のデュエット替え唄メドレーのカップリング曲なんですが、両A面としても良かったんじゃないかと思うほどの名曲です。
数多あるクリスマスソングを全て短調に変えて、メドレーにした曲で、当時当たり前ですが彼女などいなかった私は、高校の吹奏楽部の後輩男子と共に、私のアパートでこの曲を聴いて鍋を突付いてました(笑)


⑨「NIPPONのサザエさん」

この曲は富山で就職後に出会った曲です。
昔、「磯野家の謎」という本がベストセラーになったことがありますが、その本にも出ていないサザエさんや家族に関する秘密が盛り込まれています。
嘉門達夫さんが独自に調べたのかもしれませんが、とにかく凄いです!
私は就職後のカラオケ大会では、誰も一曲目を入れない時に、率先してこの曲を入れて盛り上げてから、後はよろしく〜というパターンを使うようになりました(笑)


⑩「地獄の運動会」

これも就職後に出会った曲ですが、体育が苦手だった私には共感するポイントが山ほどありました!
てるてる坊主を逆さに吊るそうとか…(笑)

因みにこの曲は、運動会でよく聴く曲に歌詞を被せて歌っていますが、その元の曲とは、「クシコス・ポスト」と言います。
なんやねん、それ?と思われた皆さん、この曲か、クシコス・ポストをググってみて下さい。
「はぁ〜、これか!」と思われると思いますよ😊


さて最近はあまりテレビで見掛ける事も減ってしまった嘉門達夫さんですが、まだまだ元気に頑張っておられます。
通信カラオケに採用された曲も増えましたし🎤

全国ライブハウスツアーもやってるみたいなので、チャンスがあれば観に行きたいですね♪

以上、一風変わったベストテンでした(〃ω〃)

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