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2代目三平を侮るなかれ

よく吹奏楽や鉄道、時にプロレスのことを書いたりしているので、あまり今迄記事にしてなかったんですが私の四大趣味に「お笑い」があります。

自己紹介の記事では、三つめの趣味として挙げています。

そこにも書いておりますが、私の初寄席体験は、自分では殆ど記憶のない1歳半。
場所は新宿末広亭だったそうです。

もしかしたら?という記憶が実はありまして、都内の寄席で新宿末広亭だけは、左右に畳の桟敷席があるんです。

私、なんとなく舞台に向かって右側の桟敷席に座らされた記憶が、うっすらとあるんですよね(^▽^;)

両親に聞いても、私を寄席に連れてったのは1歳半のその時が初めてで、次に寄席に私を連れてったのは小学生の時だと言いますから(これはハッキリ覚えております。浅草演芸ホールでした)、恐らく私の古い記憶でも、最古のものではないか?と思っています。

でその時、ある落語家さんのマクラの部分で、私はタイミングよくキャハハハハッ(≧▽≦*)
と、赤ちゃんですから甲高い声で笑ったらしいんですね(←ここは覚えてない)。

落語家さんはもちろん、他のお客さんからも注目を浴びて恥ずかしかったと、後に親から聞きましたが、落語家さんは
「ボクちゃん、将来大物になるぞ。弟子に来るかい?」
と即興で言われたそうです(^_^;)


というわけで、幼い頃からお笑い好きな両親に育てられた結果、私もお笑い好きになりまして、父からは落語系、母からは漫才・コント系の血を受け継いだと自負しております( ̄^ ̄*)

日曜夕方の定番「笑点」は、三波伸介さんが司会をしている頃から見てますし、その頃は17:20スタートでした。

その「笑点」で見た初代林屋三平の面白い事!
私が落語好きになったのには、親の影響もあると思いますが、初代林家三平をリアルタイムで見たのも大きいと思います。

またその頃は小学生ですから、「笑点」も見ていましたが、基本はドリフの「8時だヨ!全員集合」でした。

当時は横浜に住んでいたので、公開生放送のお知らせが字幕で流れるんです。
母親に何度となく、ハガキ出して~とねだりましたが、結局送ってくれたことはあるのかなぁr(・_・;)

あとは小学生時代に突如沸き起こった漫才ブーム!
フジ系で入った特番、「THE MANZAI」は、平成になってからの「エンタの神様」や「レッドカーペット」よりはるかに格上の特番でした!
あの芸人は今、みたいな番組で、たまにザ・ぼんちとかB&Bとか西川のりお・よしおが出てきますが、逆に出演のオファーがあっても断るべきじゃないかなと、見ていて思ったりします。

そんな私も横浜から広島へ引っ越したら、寄席とは縁遠い生活になってしまい、父も月に一度は都内の寄席に行っていたのが行けなくなって、ストレス溜まったんじゃないですかね~(;^ω^)


さてさて私が再び寄席に行くようになったのは、富山で就職してからでした。

就職して最初の職場の慰安旅行が、9月末の土日に東京2日間フリーという、夢のような旅行だったんです(笑)
初日は当時(1993年)セ・リーグの優勝を争っていたヤクルトの試合を観に、先輩に連れられて神宮球場へ行ったんですが、私はヤクルトファンではなかったのと、9月末という時節柄、ナイターは寒かったという記憶しかないのです(苦笑)
どのチームと対戦していたかとか、全く覚えていません。
唯一、ベンチから野村監督が出てきた時だけは興奮しましたが(;´∀`)

その旅行の2日目、私は念願かなって「新宿末広亭」の昼の部を観に行きました。
二十数年ぶりの訪問といったところでしょうか(^_^;)

流石に大半の出演者は忘れてしまいましたが、トリを務められたのは春風亭 柳昇 師匠だったことは覚えています。
やっぱり高座でトリを取られるだけあって、その時からもう二十数年経っても覚えているほど、落語が素晴らしかったんです。

定番のマクラがありまして、
「わたくしは、春風亭柳昇と申しまして、大きなことを言うようですが、今や春風亭柳昇と言えば、我が国では…(沈黙)、わたし一人でございます…」
これがないと、柳昇師匠の高座を聴いた気になれないというほど、定番のマクラでした。

その後も東京へ出張したり、遊びに行った時には、合間を見て寄席を観に行っていました。

大抵は交通の便を考えて、上野の鈴本演芸場に足を運んでおりましたが、たまに浅草演芸ホールに行くこともありました。


そんな中、2013年6月のことです。

初代林家三平に所縁のある子供たちや親せき、弟子たちが出演するねぎし堂寄席というのがあるのを知り、元々は他の用事で東京に出かけたのですが、時間の都合を付けれそうだったので、このねぎし堂寄席というのも観ようと、チケットを買ってみました。
場所は両国国技館の横にある、江戸東京博物館

何人かの前座さんの後、林家正蔵が先に登場しました。

いまだに林家こぶへいのイメージで見ている方、ダメですよ!(笑)

物凄く稽古を積まれて、今や人情噺をやらせたら東京一…は大袈裟かもしれませんが、本当に上手いです。

正蔵に続いて大トリを務めたのが、2代目林家三平です。

林家正蔵はそれまでに数回落語を聴く機会がありましたが、2代目林家三平は、初めてでした。
それこそまだ林屋いっ平のイメージが残っていて、大トリなんて大丈夫か?と思ったんですが、これが絶品級の面白さ\(@≧∇≦@)/

皆さん、「笑点」で作られているイメージで落語家さんを判断しちゃダメですよ~!

その後もこっちから東京へ行った時や、逆に地方回りで富山に来てくれた時に、何回か2代目三平の落語を見ていますが、絶対に外れなしです。

逆に林家木久扇も観たことがありますが、実は頭が良いというのを延々と自慢してて、つまらなかった記憶があります(苦笑)


昨今の情勢のせいで、しばらく寄席にも行けてないんですが、久しぶりに前座さんから大トリまで、たっぷりと寄席を堪能したいな~。

そんな私が今推してる落語家さんは、2代目林家三平、林屋たい平、三遊亭歌武蔵、林家なな子、林家あずみ、春風亭一之輔、鈴々舎馬風、林屋彦いち、柳家花緑…

思いつくまま列挙しましたが、とにかく生落語は楽しいです♪

いつの間にか落語家さんの話す世界に引き込まれていきます。

寄席に行ったことのない方、是非一度体験してみてください(*^∀゚)b

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