3曲に絞れそうもないアラフィフ

note公式企画、「スキな3曲を熱く語る」というのが開催されています。

NO MUSIC,NO LIFEで生きてきた私には、見逃すわけにはいかない企画!

し、しかし3曲って…絞れない…(苦笑)

30曲にしちゃ、ダメですか?(;^_^A

ダメですよね、ハイ分かりました。


では源泉に源泉を掘って…って、違う!

厳選に厳選を重ねまくって、ジャンルごとに今までの人生で一番沢山聴いた曲を、ご紹介したいと思います。

J-POP「ガラスのPALM TREE/杉山清貴とオメガトライブ」

古くから私の記事をフォローして頂いている皆様には、もはやお馴染みの曲かもしれませんね😅

私が中学3年生の時に、初めて出来た彼女さんとの思い出が全て詰まっていると言っても過言ではないこの曲。

リリースは昭和60年11月。

その頃私は、文化祭を以て吹奏楽部を引退し、初カノさんとどう付き合えばいいか分からなくなっていました。
そんな時に初カノさんから呼び出され、

(いよいよ最後通告か…)

と思ったらそうではなく、朝、一緒に学校に行こうという新プラン(?)のお話でした。

約1ヵ月、2学期の終了まで毎朝途中の信号で待ち合わせて、ほんの少しの時間だけでしたが、2人で一緒に登校し、クラスの他のメンバーがやって来るまで、色々なことを話しました。
進路のこと、家庭のこと、今欲しいもの、昨日見たテレビ等々。

そしてこの一緒に登校をしている時にクラスの2学期終了祝い兼クラスマッチ男女共2位祝いで、ミニパーティーをやったんです。

そのパーティーで、担任の先生が悪乗りして(苦笑)、クラスの中のカップル、記念写真撮っちゃる!と言い出しまして…。

先に2組、長く付き合ってるカップルが写真を撮られ、私はなんとか公開辱めを避けるべく下を向いていたのですが、先生がもう1組おるはずじゃがのぉ…とワザとらしく私の方に向かって呟き、それに乗じたクラスメイトが一斉に、「ミーエハルッ!」とコールしてきたんです(*ノωノ)

仕方ないと思って、初カノさんを見たら、初カノさんも顔が真っ赤!
あんなに顔が真っ赤な顔は初めて見ました。

お互いに照れながら先生のカメラの前に立つと、今度はクラスメイトが「腕!腕組め~!」
と、無謀な要求をしてきます。
流石にそれまで手を繋いだのもフォークダンスの時だけというオクテな私には、無理だと思って初カノさんの方を見たら、小さな声で

「いいよ」

と言ってくれました。

そして右腕を私の左腕に絡ませてくれ、クラスメイトがヒューヒューいう中、先生は写真を撮って下さり、後日こっそり私にくれました。

その約1ヶ月後、私は女性の怖さを身をもって知ることになるのですが(笑)、間違いなく2学期後半は、女の子と付き合えてる💖という実感が持てました。

そんな思い出や、その他のこの頃の喜怒哀楽が、この曲を聴くとパーッと甦り、私を36年前にタイムスリップさせてくれます。
私のこれまでの人生で、好きな曲は沢山ありますが、この曲を抜く再生回数の曲はないですね~。

…なんて書くと、いまだに未練があるのかよ!って思われそうですけど(^_^;)


吹奏楽「風紋」

こちらも、以前から私の記事をフォローして頂いている皆様には、やっぱりか!的なお馴染みの曲かもしれませんね😅

吹奏楽部ではなかった方には、何がいいのか?かもしれませんが、私にとっては高2の夏を捧げた、完全燃焼した曲なんです。是非一度5分だけ、この曲を聴いてみて下さい🎵

私が高校2年生に進級した際、吹奏楽部でも役員改選がありまして、紆余曲折はあったものの、第4代部長に選ばれてしまいました。私の高校の吹奏楽部は、基本的に3年生になる際、夏のコンクールまで続けるか、早々に引退して大学受験に備えるかを選ぶシステムになっていたためです。

しかしその時点で私は生徒会役員も務めていたこともあり、4月はその生徒会の仕事が忙しいんです。
生徒会総会とか、各部への予算配分とか。
その為、4月は部長になったとは言え、なかなか部活に最初から最後まで参加できる日が少なく、早くも副部長に色々頼む日々が来ました

また先述した通り、3年生は4月以降は自由参加みたいな感じでしたが、私の一つ上の先輩方は、結構残って活動しておられたんです。

ある日、生徒会の仕事後に急いで部活へ駆けつけると、私に聞こえるように
「部長が遅刻しとっちゃいけんね」
「部長は最初からいないとね」

という、3年生の先輩からの陰口が…(;´・ω・)

まだまだ青い17歳には、猛烈に効くボディブローでした。

先輩方の、私に聞こえる(聞かせる?)陰口はまだまだ続き、
「合奏の時に部長がいないのってなんなの?」
「ミーティング(部活の締め)で偉そうに何言ってんの?」

その他アレコレetc、etc…

部長なんかになるんじゃなかった、と後悔し、顧問の先生にも相談しましたし、先輩部長にも相談しました。

私を救って頂けたのは、まさしく顧問の先生の一言と、先輩部長からの手紙でした。

顧問の先生からは、
「8月のコンクールが過ぎたら、お前のやりたいようにやればいい。お前を悪く言うやつはほっとけ。一年の半分以上あるじゃないか、頑張れよ」

先輩部長からは、俺はお前の味方だから、という手紙をもらったんです。

この顧問の先生からの言葉と、先輩部長からの手紙がなかったら、私は挫折して部長職を放棄して、吹奏楽部を辞めていたと思います。
この言葉に100%勇気!を頂き、先輩からの陰口はムーディー勝山の如く流すようにして、生徒会の仕事が一段落した後、部活に全力を注ぐことが出来ました。

何とか私も部長として職務をこなせるようになってきた6月、インターハイの文化部版、全国高校総合文化祭の広島県予選がありました。
題目としては、広島県高校総合文化祭ですが、吹奏楽の部で1番になると、全国大会の総文に出られるのです。

ですが全国大会に選ばれるのは1校だけなので(とはいえ、優秀校数校には賞状も出るのですが)、流石に目指せ普門館とは言いつつも、1校に選ばれるのは無理でしょ?とばかりに、夏のコンクールよりはリラックスして、新体制での初の本格演奏に挑めました。

しかし!

この後、1年生の大量退部事件が起きました。

特に打楽器は深刻で、1年生が1人だけしか残りませんでした…。

勿論、吹奏楽部の部員数も激減。
このままでは吹奏楽部が、自分のせいで潰れてしまう!空中分解してしまう!

再び部長として1年生を引き止められなかった不甲斐なさを感じた私は、それまで担当していたバリトンサックスから、打楽器への移籍を申し出ました。
1年生が大量に辞めてしまったのは自分の責任ですと、顧問の先生に進退伺的なことも話したのですが、むしろ励ましていただき、今残っている部員は、本当に吹奏楽が好きな部員だよ、だからこれからコンクールに向けて、再構築していこうや!とのお言葉を頂きました。

先生にそこまで励まして頂いたからには、夏のコンクールで金賞を取って恩返しするしかない!

と決意し、私は打楽器に移籍した後、既に引退していた打楽器3年生の先輩に復帰を懇願し、基礎打ちから教えてもらいました。
打楽器には復帰して頂いた先輩の他、中学時代に打楽器だったけど高校ではホルンを吹いていた同期の女子にも打楽器Uターンしてもらい、何とかコンクールに挑めるだけの人数が、打楽器に揃いました。

改めてコンクールで演奏する曲で、誰が何を担当するかを話し合って決めたんですが、複雑な鍵盤系は経験者が務める、急に来た初心者の自分は、ティンパニーと初心者でもOKな小物楽器を担当することとなりました。
ティンパニーを担当することとなったからには、耳を鍛えなきゃいけません。
毎日部活の前半では、先輩に手首をスナップさせて叩く基礎打ちを習いながら、後半ではティンパニーの音を覚えるため、一つ音を叩いてはこの音は譜面上のド、という具合にペダル調節を覚えていき、4つあるティンパニーの音階別の役割を学びました。

そしていよいよ夏のコンクール本番を迎えました。
その年の会場が、1年前は広島県内でもトップクラスの音響設備を持つ厚生年金会館だったんですが、その年は何故か東広島市の某公民館という、なんでやねん!な会場でした。

ですが、私はどんな舞台でも頑張ることが、全力を尽くすということだと思い、本番では目一杯頑張りました。

結果は残念ながら県大会止まりの銀賞でしたが、審査員の先生方の講評を見ると、ここが惜しいとか、あの部分が惜しいとか書いてあり、この年のゴールド金賞到達レベルのA評価6つまであと2つという、A評価4つの結果でした。
銀賞ではありましたが、先生方の講評は前向きな言葉ばかりでしたので、このまま頑張れば、もっと上位に進出出来る!と思いました。
顧問の先生にゴールド金賞を贈ることは叶いませんでしたが、私の人生でここまで吹奏楽に打ち込み、燃焼し尽くした年はありません(苦笑)

ちなみにこの年にコンクールで演奏した曲は、課題曲「風紋」自由曲「オーストラリア民謡変奏曲より第3楽章、第4楽章」です。

「風紋」に捧げた高2の夏、私には一生忘れられない体験です。


クラシック「ベートーヴェン - 交響曲 第7番」

この曲の第1楽章は、「のだめカンタービレ」でも使われていたので、ご存じの方も多いかと思います。

私もこの曲を聴き始めたのは、のだめがキッカケですし(笑)

ですが、元々クラシックも好きな私は、第2楽章以降も聴いてみたくなり、YouTubeで検索してみたら、まあ沢山の「第7番」が出てくること!

私は時間がある時は、「第7番」を貪るように全楽章聴きまくりました。

そして今から10年前位なんですが、私が尊敬している指揮者の一人、佐渡裕さんが新宿・初台にある東京オペラシティで、日本フィルハーモニー管弦楽団を指揮する演奏会があることを発見、なんと演目には「ベートーヴェン - 交響曲 第7番」と書いてあるじゃないですか(⋈◍>◡<◍)。✧♡

こんな機会、滅多にないから、是非東京へ行かせてくれと妻に交渉した結果、日帰りならいいということになりました💦

その頃はまだ北陸新幹線などなく、日帰りも大変ではありましたが、そういう時には私の鉄道魂が発揮されます(笑)

土曜日なのでどうせなら安く行こうと計画し、「北陸お出かけパス」+「えちごツーデーパス」+「たにがわ限定お先に得だ値スペシャル」を組み合わせまして、なんと片道7000円弱で、東京日帰りを果たして参りました\(^o^)/

…そんな鉄道格安切符の裏技自慢の話ではなく、佐渡裕さん指揮の日本フィルの「ベートーヴェン ・ 交響曲 第7番」は、何曲か演奏する中でのメインイベントだったんですけど、何度か観に行ったクラシックコンサートの中で、客席にまで佐渡さんの熱が伝わり、汗だくになりながら全身で指揮をする佐渡さんを見て、私は鳥肌が立ち、涙が溢れてきました。

第7番もですが、佐渡さんの指揮する姿にも感動し、より一層私の中でベートーヴェンの交響曲第7番は大きな存在となりました。

日曜夜の9時からEテレでクラシック音楽館という番組があるのですが、これでもベートーベンの交響曲第7番をたまに取り上げてくれるので、そんな時は画質を上げて録画してます(;^_^A

ベートーベンといえばあと2~3ヶ月ほどで、全国に「第9」が流れる時期となりました。その頃は私も通勤の車中で、ずーっと「第9」を聴いてますが、普段クラシックのおすすめは?と聞かれると、やっぱり「ベートーベンの交響曲第7番」だと答える私です♪


以上、ジャンル別に選んでみました🎷🥁🎻
3つに絞るのはやっぱり難しいです〜😅

#スキな3曲を熱く語る

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