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勝手に企画に乗っかるシリーズ「恋の思い出」

スマホから頑張ってPC並みの記事をアップしてみようシリーズ(いつの間にシリーズ化?)第3弾は、勝手に他人様の企画に乗っかるシリーズです!

noteをウロウロしてますと、時に素敵な企画を開催されているクリエイターの方に出会います✨
今回はみおいち様

そしてそのみおいち様が立案された企画がコチラ💖

私も恋の話を書けと言われたら黙ってられない富山のアラフィフ野郎ですから、是非参加しようと思いまして、例によって中3時代の出来事を書いてみたいと思います📝

元々はnoteを始めたばかりの頃に、失恋黒歴史シリーズとして一度アップした記事なんですが、加筆修正の上、片思いが両思いに成就するまでに限定して、改めて下記にアップしたいと思います。

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「初めての彼女」

私は昭和60年度の中学3年の時、同じクラスかつ同じ吹奏楽部だった女の子、Oさんのことが好きでした💖

元々のキッカケは、中学2年の2学期。
いつものように吹奏楽部の練習のために音楽室へ向かうと、その当時は別のクラスだったOさんが、音楽室の床に体育座りして泣いていました。
私は突如そんな場面に遭遇し、どうしたら良いか分からず、とりあえず
「何かあったの?大丈夫?」
と声を掛けたんですが、Oさんは
「なんでもないよ、大丈夫だから」
と言いつつも、その日はそのまま部活に出ずに帰ってしまいました。

後からその事件(?)は、某先輩がOさんの天然パーマをからかったことが原因だと分かったんですが、私は無性にその先輩に怒りを覚えると同時に、Oさんのことが気になる存在へと変わっていきました。

そして中2から中3へと学年が上がった時、なんと私は気になるOさんと同じクラスになれたのです🎵
気になる存在から、本格的に「好き💕」に変わるのに、そんなに時間は掛かりませんでした。

何とかしていつか告白したいと思っていたんですが、絶好のチャンスが到来!
私の母校では、夏休み前の1学期を締め括るビッグイベントとして、3年生による日帰り林間学校がありました。
その為に各クラスで6~7人の班を作る必要があったのです。
班長は立候補制。早い者勝ちです。
私のクラスでは6つの班を作らないといけなかったので、私を含む6人が、自薦、他薦で班長に選ばれました。
そしてある日の放課後、班長会議をして、林間学校の時に自分の班に取りたいクラスメイトを順番に指名していきます。

班長はみんな男子だったので話しやすかったですが、いざ自分が指名する時が来たら、緊張しました!
震えるような声で
「Oさん…」
と第一指名したんですが、この時点で他の男子にはバレてしまいます(笑)
「そうか、頑張れよ!」
とクラスの委員長から激励されました(^^;)

さて林間学校当日、私は何とかしてOさんに告白しようと、ずーっとタイミングを狙っていました。
まず実施された登山体験、調理実習、そして楽しい昼食時間…。
時間はどんどんと過ぎていきます。やや焦り始めた私ですが、そのタイミングは、食後の皿洗いの時に突然やってきました!

Oさんと2人きりになれたんです♪

私は緊張して顔が真っ赤、でもOさんは普通通りに皿を洗っている状況です。

もう喉より上、舌の先端まで
『実はOさんのことが好きです。付き合ってください!』
という告白の言葉が出掛かっていたのに、私がその時発した言葉は
「洗った皿、持って行ってあげる」
でした。

終わった・・・、最大のチャンスを逃した・・・と、私は一気に奈落の底に落ちたかのような諦めモードになったのですが、不思議なことにその林間学校後、Oさんの私に対する態度が変わってきたんです。
一番驚いたのは、クラスの中での机の位置を同じ班の女子友達に頼んで、黒板の方を向いている時は私の隣になるように、班でかたまりなさいと言われた時は私と向き合うように変えたことです。それまではOさんと同じ班でも、ちょっと離れた位置に座っていたんです。
(え?なんでワザワザ俺の隣に?)
でもその理由を聞くことなんて、出来ません💦

その状態が続いた2日後の理科の授業中、事件が起きました。

理科室で行われていた授業中に、ひょんなことから、私は隣の友達M君の好きな子は誰?という話をしていたんです。するとそこへ
「ねえねえ、ところでそう言うミエハルくんの好きな女の子って、誰なの?」
と、Oさんがど真ん中直球な言葉を、私に投げてきました。
私は受けきれず、シドロモドロに(^_^;)

最初は誤魔化していたんですが、同じクラス、同じ吹奏楽部ということもあり、結構粘り強くOさんは何度も私に質問してきます。
昼休み、掃除中、午後の5時間目と6時間目の間、放課後の部活中・・・。

そして部活後です。
私は吹奏楽部の部長だったので、最後に音楽室の鍵を締める役割があったんですが、その日の部活後は、いつもなら割と早く帰る筈のOさんが、私が音楽室の鍵を締めるのを待っていました。

遂に私とOさんは、2人で向き合う羽目になりました。

「ねえ、ミエハルくん・・・。好きな女の子は・・・誰?」

後から思えば、私がOさんのことを好きなのは先にバレていて、林間学校の中の何かの出来事で、Oさんも私のことを好きになってくれたんでしょう。
だからこの日の授業中に、私がM君の好きな子は誰?と聞いているのを見て、チャンス!と思ったのではないでしょうか(;´∀`)

ここまで来たなら両思い確実、素直に目の前にいるOさんが好きだと言えばいいのに、緊張して照れて言えない私。
Oさんからの問いに対して必死に考えて口にした答えは、
「同じクラスの・・・NHKのチャンネル番号の女の子!」
でした。
昭和60年夏、広島ではNHKは3チャンネルでした。
またOさんは、女子の出席番号で3番でした。

実は私、この後の記憶が飛んでいるんです(*ノωノ)
それだけ緊張していたんですね。
次の記憶が、校門を出ていつも一緒に帰ってた後輩男子と喋ってるシーンなんです。
なので、Oさんの答えを聞く前に、私はとっとと帰ってしまったんです。
この時、私の心中は
(遂に告白しちゃった、でもフラれたらどうしよう、明日どんな顔して登校すればいいんだ?NHKって言ったけど通じたのかな・・・)
です。
だから挙動不審で、落ち着きがなかったと思います。
ですが翌朝を待つ前に、私は告白の答えを知ることになりました。

後輩男子と別れ、交差点で信号を待っていると、後ろから肩を叩かれました。
Oさんです!ビックリしました。

「あっ、Oさん、あの、さっきは、あのね…」
と私がシドロモドロになっていたら、Oさんは笑顔で
「私は2番の男の子。じゃあね!」
と、青になった信号を先に行ってしまいました。

2番は、私の出席番号です。

え⁉️今、2番って言ったよね❓空耳じゃないよね❓

やった❗初めて女の子と両思いになれた❗彼女ができた❗

その場で飛び上がりたいほど、嬉しかったです💖\(^o^)/

その日は木曜日だったんですが、いつも熱心に見てる「ザ・ベストテン」も上の空(笑)
チェッカーズの「俺たちのロカビリーナイト」が初登場したのは、憶えていますが💦
夜も全然寝付けませんでした(^▽^;)

初めて片思いが両想いに変わった、昭和60年7月18日(木)を、その後の経緯はどうあれ、私は死ぬまで忘れないでしょう。

ちょっと年代は異なりますが、私のこの時の心の中は、ドリカムの「The signs of LOVE」の歌詞のような感じでした。

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以上です!
結構noteを始めた初期にアップした記事を元に加筆修正したので、最近フォローして頂くようになった皆様には、コイツは中3の時の彼女とかよく書いてるけど、どういう経緯があったんだ?と思われる方もいらっしゃったかと思いますので、こんな経緯がありました、というご報告もかねての、みおいちさんの企画に乗っかった記事でした

筆者注・この半年後、私は一方的に別れを告げられ、以後暗黒の世界を彷徨うこととなります…💦

サポートして頂けるなんて、心からお礼申し上げます。ご支援頂けた分は、世の中のために使わせて頂きます。