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日日是好日

母は仕事をリタイア後、木彫りやお茶、絵葉書、着物の着付けなど、興味があるものはすべて習いに行く、とてもアクティブな人。
本棚には花に関する本、般若心経に関する本、お茶に関する本などいろいろとある。
先日、本棚を整理していると、ふっと目に留まった本があった。
【日日是好日】
来る日も来る日も、楽しく平和な良い日が続くこと。
一日一日を大切に生きる心構え
をいう。

いろんな本がある中で、なぜかこの本のタイトルに惹かれたということは、母からのメッセージなのかもしれないと思った。
私は特に本を好んで読む方ではないので、映画化されていることを知り、早速レンタルをして観ると、どことなく主人公が自分と重なった。

映画のあらすじ
真面目で、理屈っぽくて、おっちょこちょい。そんな典子(黒木華)は、いとこの美智子(多部未華子)とともに「タダモノじ ゃない」と噂の武田先生(樹木希林)のもとで“お茶”を習う事になった。細い路地の先にある瓦屋根の一軒家。武田先生は挨拶も程々に稽古をはじめるが、意味も理由もわからない所作にただ戸惑うふたり。「お茶はまず『形』から。先に『形』を作っ ておいて、後から『心』が入るものなの。」と武田先生は言うが。青春の機敏、就職の挫折、そして大切な人との別れ。人生の居場所が見つからない典子だが、毎週お茶に通い続けることで、何かが変わっていった。

雨の日は雨音を聞き、夏には夏の暑さを、冬には身の切れるような寒さを。
私も主人公のように五感を感じて日々過ごしたくなった。
思ったら即行動!
まずはベランダで雑誌を読んでみよう。
デジタルデトックスにもなるからイイかも。
小鳥のさえずりや新緑の香りなどを感じながら、ぽかぽか陽気に包まれて、いつの間にかうとうと舟をこぐ・・・日日是好日。

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