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詩: 願い(第1回ノートノベリスト詩詠み会)


「わたしはわたし」という
当たり前のことが 難しくなるのは
たくさんの人の願いを 叶えたいから
みんなの幸せを鏡のように
心のおくに置いている
わたしの願いと思ったものは
だれかのくれた わたしへの期待

鳥が空を行くように
だれかの願いから自由になり
わたしの憂いから自由になり
未来に何も 持たなくてすむよう
わたしのかけた だれかへの期待
わたしの決めた わたしの未来
ぜんぶ手放すことができたら 

「わたしはわたし」という
当たり前のことが 難しくなるのは
たくさんの願いを自分に容れて
みんなの幸せを 叶えたいから
それをわたしの幸せと呼び
ぜんぶ抱いたまま歩いていく
あるいはそのまま川に入っていく 

 

* * * * *
noteに詩を書いている人がたくさんおられることにびっくりし、詩を読んでくださる方がいらっしゃることにびっくりし、詩を書く企画があることにさらにびっくりしました。これはぜひ参加したいと思いました。


#第1回ノートノベリスト詩詠み会
https://note.com/fuseyanao575/n/n073ccad1abf9

お読みいただき、どうもありがとうございました!それだけで十分に嬉しいです。 もしもサポートをいただいたときは、ほかの方の詩集に、そして私が詩を書いている日々のノート(440円)に使わせていただきます♪