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詩: プリンセスのとき


(湯船にて)
ママ「おなかぽよぽよしていい?」
子供「いいよ」
「(ぽよぽよ)この中に赤ちゃんいる?」
「いるよ」
「何人いるの?」
「あかちゃん、あかちゃん、あかちゃん、あかちゃん、ごにん」
「赤ちゃん、赤ちゃん、赤ちゃん、赤ちゃんって4人しかいないよ」
「(指折り)あかちゃん、あかちゃん、あかちゃん、あかちゃん、あかちゃん、ごにん」
「赤ちゃん生まれるの?」
「うん」
「いつ生まれてくるの?」
「プリンセスのとき」
「プリンセスのときっていつ?」
「おひめさまの、グラデーションで、パーリーズするの!」
「パーリーズって何?」
「パリーズいこう」
「パリーズ、あ、タリーズ?」
「タリーズ」
「行く?」
「どこに?」
「タリーズじゃないの?」
「いまから?」
「今じゃなくて、プリンセスのとき」
「いいよ」
「そしたら赤ちゃん生まれる?」
「うん、うまれるよ」
(※子供は男の子)


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