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#11 2024 命を語れる場所をつくる

助産師のHiroです。
久しぶりのnote更新。今回は2024年に向けたいまの気持ちをみつめてみようと思います。
※この記事は11月に加入した母親アップデートコミュニティ(HUC)『5周年祭カウントダウンカレンダー』に賛同しての記事です。

コロナ禍で生まれた生活の変化

コロナと共に過ごしたここ数年は、自分の人生を大きく変える期間だった。医療者として自分に通常以上に厳しい行動制限を課していたこともあり、人とのつながりやプライベートの時間の使い方を見つめなおす機会となった。

外食も旅行もせず、家に引きこもるステイホーム生活。
職場ではコロナの感染対策のために病棟再編が繰り返され、感染拡大の波に翻弄され人手不足でストレスフルな毎日。
そんな中私の心を支えてくれたのは、YouTubeを見ながら取り組むおうちヨガと瞑想、読書だった。

フランクル「夜と霧」「それでも人生にイエスと言う」、サンテクジュペリ「星の王子さま」、茨木のり子「詩の心を読む」、ジムレーヤー「4つのエネルギー管理術」、スティーブンコビー「7つの習慣」、赤羽雄二「0秒思考」「徹底的に聞く技術」、岡本太郎「自分の中に毒を持て」、小説、詩集、時間管理術や自己啓発本などなど。
色んな本を読んで感じたことを書き留めたり、家族に感動を共有したり本を勧めたり、本の内容を生活の中で実践したり。

そんななかコロナでオンラインサービスが普及して、全国各地の人たちと、ネットを通して気軽に交流できるようになった。
赤羽さんの「0秒思考」のメモ書きを実践するオンラインコミュニティがあることを知り、clubhouseで毎朝7時30分から開かれているメモ書きルームに参加するようになった。

さらにそこからのご縁で同じくclubhouseで毎晩21時から開かれている「1日を振り返る部屋」にも参加するようになり、そのルームではサポートモデレーターとして運営のお手伝いもすることになった。
家族だけでなくネットでつながった人たちとも、おススメ本を紹介しあったり学びを共有したり。外資系企業の役員、起業家、整理収納アドバイザー、ダンサーなど、田舎で普通の主婦として生きているだけでは絶対つながるはずのないような、いろんなタイプの人たちとの交流は自分の世界をどんどん広げてくれた。

人生を変える「ふりかえり」の習慣

振り返り部屋に参加するようになり、日々の出来事をふりかえることが習慣になった。
毎日、毎週、毎月、繰り返し振り返りをしていくと、自分がどんどんアップデートしているのを感じる。ストレスフルだった日常が、前進感のあるワクワクする毎日に変わった。
興味のある方は下のリンクからぜひ遊びにきてみてください。

https://lit.link/hurikaerihabits

1日を振り返る部屋で紹介している方法はシンプルな3ステップ。
STEP1で、まずはその日どんなことがあったか、印象に残ったこと、うれしかったこと、気づいたことなどを振り返る。
STEP2では、振り返り内容をもとに、明日がよりよくなるような案出しを行う。
STEP3では、たくさん出た案の中から、明日やる改善タスクを設定する。

1日を振り返る部屋LitLinkより


振り返り部屋では、振り返りの3STEPと一緒に、毎日色んなタイトルでメモ書きも3枚行っている。
特に私がお気に入りなのは、週の振り返りの際に「今の自分は、何を大切にしたいだろうか」というタイトルのメモ書きをするところ。
毎週自分の大切なものを確認し続けていると、常に変わらず大切に思っているものを強く意識できる。

それと同時に、これまで大切だったものを必要ないと感じたり、まったく意識していなかったものを大切だと感じたり。日々変化する暮らしの中で、心の中を毎週断捨離しているような感覚がある。
自分の今にフォーカスすることで、変なこだわりに気づいたり、新しい自分を発見したり、常に自分が「大切なものを大切にできている」と実感しながら生きられるようになった。

2023年の目標 アウトプット準備の年

2022年に1年を振り返り、その振り返りをもとに、2023年の目標はアウトプット準備の年というテーマに決めた。
私は現在、総合病院で助産師&看護師として働いている。
2022年の自分の誕生日に今後の人生を考えて、
10年後に開業助産師になることを宣言。
2023年はその第一歩の活動を進める年にしようと考えて出てきたのが「アウトプット準備の年」というテーマだった。
具体的に何をしようかと考える中、
開業した際の自分自身の発信の核となるようなものを作りたくて、
今年一番の大事な行動計画としてnoteを書くことにした。

noteが繋いでくれたHUCとの出会い

毎日投稿を続けている振り返り部屋の仲間の存在もあって、3月に初noteを書くことができた。その後少しずつ、自分が助産師として大切にしたいことなどを書き進めている。

noteを書き始めるまではわからなかったけれど、noteは単なるブログサービスではなかった。SNSのように自分が投稿すると、♡スキをもらえたり、他のクリエーターとも交流できる。自分の記事の内容から、同じような投稿がおススメされて、そこから推しのクリエーターを見つける楽しみもある。

母親アップデートコミュニティ(HUC)を知ったのは、そんなおススメnoteでなつみっくすさんの投稿を読んだことがきっかけだった。

記事のすべてに共感。
自分が母親としてこれまで生きて考えてきたこと、自分が助産師としてやりたいこと、そのすべてがつまっているような文章だと感じた。
母親マネジメント研究会の取り組みが紹介されていて、その中で教材になっている本の多くが自分の人生に影響を与えているものだった。
母親アップデートコミュニティってなに??
どうやったらこの研究会に参加できるんだろうか?
noteを何度も読み返して、なつみっくすさんの言葉の一つ一つが自分の中にしみこんできた。自分の中から押さえられないエネルギーが湧き上がってきて、その思いのままに入会方法を調べてすぐに入会手続きをやり終えた。

これまでいくつかオンラインコミュニティに入会しようか検討していたけれど、自分にフィットするコミュニティはなかなかみつからなかった。
HUCは直感で入ることを決めたけれど、コミュニティでの投稿を見るたびに、その一つ一つにここは私が求めていた場所だ!とうれしくなっている。
なつみっくすさんは、すごいパワフルで代表として会を引っ張っていっているイメージがあるけれど、他のメンバーの方も同じくらい熱い人ばかりだった。みんなが持ち味を活かして、フォロワーシップを大切に運営されているのが伝わってくる。
自己紹介の私のコメントを読んで、同じような活動をされている方を紹介しくれて、自分が開業助産師としてやりたいことのロールモデルになるような方ともすぐにつながることができた。

2024年の目標 命を語れる場所をつくる

2022年から振り返りを通して自分の小さなアップデートを続けてきて、HUCというコミュニティを見つけることができた。大切なものを大切に生きることができているから、自分の過去、いま、未来がつながっていること、偶然に思えるようなことも必然なんだと感じている。

来年2024年はどんな年にしていきたいのか。
実はここ最近今の仕事を続けるか、転職するか、人生の転機となるような出来事があった。今のところ転職しない決断をしたが、今後の状況を見守りつつ転職の準備も進めていこうと思っている。今回の出来事は、自分の医療者としてやってきたことを見つめなおすきっかけになった。
助産師になって医療者になって11年間、特にここ数年はコロナの大流行があって、医療の現場においても社会においても、「命」との向き合い方がゆがめられているのではないかと感じている。
感染対策を理由に、出産時の家族の立会いは禁止され、看取りの際も家族の付き添いも制限されてしまう。自分や大切な家族の「命」の取り扱いを、自分たちで決めることが難しい時代。「救命」や「安全」を理由に、人としての心や感情がおざなりにされているのではないか。
私が助産師として、医療者として、大切にしたいのは「命をただ救う」ことではなくて、「命を語れる場所をつくる」こと。患者も家族も医療者も、命の現場にいる人たちみんなが、心や感情を押し殺さずに命の在り方を話し合える場所をつくること。
2024年、私の働く場所がどこであっても、私がやるべきことは同じだとも再確認できた。「命を語れる場所をつくる」ために、毎日ふりかえりながら、自分をアップデートさせていきたい。


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