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潔癖症気味の私

「感染症」の講義

看護学生時代、「感染症」の講義がありました。
その中で衝撃的だったのは、
自らの手についた細菌を培養する
という内容。

もちろん、感染を防ぐことは医療現場では第一に優先されるべきであり、
細菌やウイルス等の特性や危険性を学ぶことはとても大切です。

どれだけ入念に手洗いをしても、菌がゼロになることはない―
そう頭で理解していても、
寒天培地に広がった菌を見た時の衝撃は忘れられません。

潔癖症気味になったきっかけ

かなり衝撃を受けはしましたが、
その時は感情を適切に処理することができ(笑)
感染症の怖さを適切に身に着け、臨床現場で働き始めました。

そんな私が潔癖症気味になったきっかけは
やはり、新型コロナウイルス感染症の流行です。

職場では、医療者がウイルスを持ち込み
患者さんに感染を広げてはならないと、
かなりの行動制限がかけられました。

#清潔のマイルール

自らが感染症の媒介になってはならないと注意して生活をする中で、
「内」と「外」、「清潔」と「不潔」の区別を
強く意識するようになりました。

外出先から帰ったら、玄関で服を脱ぎ、着替える。
可能であればすぐに入浴する。
入浴できない場合は、手洗いだけではなく足も洗い、
家の中(内)をとにかく清潔に保つことを気にかけるようになりました。

また、家の中(内)でも特に清潔な場所を
ベッド
食卓の椅子

と定め、そこに触れるには、入浴後でないといけない
とマイルールを定めました。

一人暮らしだからできること

しかし、いま挙げたようなルールは、
一人暮らしだからできたことだとつくづく実感しています。
清潔に対する考え方は人それぞれ。
いまは家族と一緒に生活しているため、
全てがすべて納得のいく形で生活できるわけではありません。

時には、家族の「不潔」な行為に「うぇっ」と思いながらも、
そこに
近づかない、
見ないようにする、
消毒をする、
などと、折り合いをつけながら
生活できるようになってきたなと思っています。

これから、生活環境がどのように変化していくか
そして新型コロナウイルス感染症の流行状況がどう変化していくか
分からない部分も多いですが、
「潔癖症気味の自分」と「少し不潔を許せる自分」のバランスをとりながら
できるだけ「清潔に」生活していけたらなと思います。


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